洋館

2023年11月 8日 (水)

上京区の洋館

2階建て洋間付き住宅。昭和初期のものに見える。修理をしながら大切にお使いになっていて当初のようすをほぼ残している。1階の窓上の庇が湾曲しているのがイギリス世紀末の建築家ボイジーのフォスター邸に似ていてかっこいい。ちなみに湾曲庇は東山区の旧太田内科診療所にもある。

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2023.11.01、京都市上京区

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2023年10月 9日 (月)

中京区の洋館

 以前紹介した洋館が和風レストランになっていた。ほぼ元のままなのがうれしい。

木造洋館(2013.03.08) http://www.tukitanu.net/2013/03/post-b50a.html

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2023.10.07、京都市中京区、日本レストラン「饗応元

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2023年9月20日 (水)

渋温泉の洋館

金具屋から駅のほうへ降りたところにあった。斜面に建っているのかも知れないが見かけは3階建てだ。下見板張りの洋館で屋根裏部屋の窓の桟が矢羽根になっている。その両側の壁がドイツ壁風なのもとてもよい。医院建築のようにも見えるが詳細不詳。

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2023.08.30、長野県山ノ内町渋温泉

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2023年6月26日 (月)

天理本通り商店街の洋館

玄関扉が古そうなので戦前のものに見える。木造かもしれない。いまはお使いになっていないようだ。商店街側は壁面装飾を取り除いたようだが、側面にはきれいに残っていた。X字のレリーフをモルタルで仕上げていていておもしろい。

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2023.06.23、奈良県天理市、天理市本通り商店街

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2023年6月17日 (土)

新町通り三条の洋館

和館付属の応接間の2階建て。よく手入れされていて美しい。2階中央の窓の幅を両脇より大きくして正面性を増している。窓ランマに色ガラスが入っているのが楽しい。軒飾りが多いのでクラシックな感じが強いが、よく見ると直線を主体としたシンプルな飾りだ。大正時代のセセッションに見える。

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2023.06.15、京都市中京区

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2023年6月 8日 (木)

京都岡崎の I 邸

岡崎公園あたりは洋館がまだ残っている。ここは改修を重ねて丁寧にお使いのようだ。次の改修のときに外壁をドイツ壁風の吹付仕上げにしてはどうかと思う。「京都市の近代化遺産」に大正から昭和初期とあった。設計施工不詳。

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2023.06.03、京都市左京区岡崎

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2023年6月 6日 (火)

池田の K 家住宅 (1930)その2

アーチがあるがそれは飾りアーチなのだ。アーチから下はタイルで装われている。タイル部分とアーチ部分とを玉子型の帯状飾りが縫い留めている。1階と2階の窓のあいだの小壁に楕円のメダルがはめられている。いずれも型押しのモルタル製だが、それがよい具合に風化したようすが愛おしい。タイルは小口サイズのボーダータイルで、ベージュ色が親しみやすい。細部へのこだわりが、施主と設計者、施工者とが楽しみながら作ったろうと想像できる良き建築である。

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2023.06.04、大阪府池田市

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2023年6月 5日 (月)

池田の K 家住宅(1930)

山崎さんに教えられて一緒に見てきた。とても美しい洋館だ。丁寧な修理を重ねてらっしゃって保存状態が良好なのが頼もしい。中世主義風の作風で名のある建築家の作品と思ったところ「大阪府の近代化遺産」に小笠原建築事務所とあった。住友系の小笠原祥光のことだ。

昭和5年竣工だそうである。北側が木造の和風建築で南側が鉄筋コンクリート造りの洋館だ。洋館は事務所なのかも知れないが、けっこう大きいので集会所機能もあるのかもしれない。煙突があるので地下にボイラー室があって温水ラジエータが各室に備わっていたのだろう。池田を代表する近代建築と言って過言ではあるまい。

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2023.06.04、大阪府池田市

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2023年5月31日 (水)

旧浅田家住宅洋間

浅田家は生野の近代化に尽力した家柄だ。住宅は寄贈されて地域で使える施設となっている。和館と洋間で構成されていて、どちらも見ごたえがあった。洋間はなぜ?と思うほど屋根の勾配がきつい。積雪への対処かも知れない。インテリアは端正なセセッションスタイルで清楚な印象を受ける。丁寧な修復に頭が下がる思いだ。

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2023.05.20、兵庫県朝来市生野町、旧浅田家住宅洋間(口銀谷銀山町ミュージアムセンター)

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2023年5月 3日 (水)

石切の洋館

近鉄奈良線の車窓から見えていた。下見板張りの洋館。石切に用事があって降りたので写真を撮ってきた。大事にお使いのようで原型がよく残っている。大正時代くらいのものかな。とてもよい。このあたりは洋館がいくつかあったが、この20年でほとんど無くなってしまった。

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2023.04.30、大阪府東大阪市石切

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