戦後たてもの編

2024年12月27日 (金)

キタヤマIning23(1987)

キタヤマイニング23の入り口まわりを見てきた。外部階段の納まる吹き抜けがあった。そういえば大阪倶楽部の向いにある淀屋橋竹村ビルにも同じような吹き抜けがあった。こうした空洞が高松伸の特徴なのかもしれない。不動産情報によれば1987年竣工。

Img_4309 Img_4307
2024.12.22、京都市左京区

| | コメント (0)

2024年12月 2日 (月)

京都駅のゼロを見上げた

最近、丸い穴があれば撮っている。円環は「自己」を象徴すると心理学者ユングはいう。そんな象徴が京都駅吹き抜けアトリウムのまんなかにある。

Img_36362
2024.11.15、京都駅

| | コメント (0)

2024年11月30日 (土)

神戸サンボーホール(1969)

きれいに撮れたので再掲しておく。西側から撮るのがよい。今は東側に駅があるので東側ばかり見ていた。これが建ったころは駅はまだなく、西側が正面だったのだろう。西側にホールと貿易センタービルに面した広場があった。ここからが見えるのが一番きれいだ。

鉄骨造りで耐火被覆されている。2階窓上の小壁を傾斜させることで、エッジを利かせたシャープなデザインを実現している。1階柱の下を細くしているのもかっこいい。2階の屋根はスペーストラス(立体トラス)のようだ。耐震補強されているが、ほとんど目立たない。原形を尊重したよい改修だ。

サンボーとは産業貿易のこと。「建築ガイドブック西日本編」によれば、日建設計の設計、鹿島建設の施工1969年竣工(第3版では1970年竣工)。

Img_3980
Img_3981
Img_3982
2024.11.23、神戸市中央区

| | コメント (0)

2024年11月20日 (水)

JR茨木駅東口駅前広場(2015、高松伸監修)

2階改札から駅前広場を見下ろす屋上デッキに出られる。地上はほぼバスターミナルなので、このデッキが実質的な駅前広場だ。デッキにはバス停を見下ろす大穴がある。それが二重円でとてもきれいだ。月刊近代建築のアーカイブによれば、JR西日本コンサルツ設計、高松伸監修、大鉄工業施工。

Img_3741 
2024.11.15、大阪府茨木市

| | コメント (0)

2024年11月19日 (火)

グラングリーン見てきた(4)

周囲のビルのミラーガラスに映った風景がおもしろい。建物の位置をずらしているのは、映り込みに変化を付けるためだろうか。

Img_3719_20241119070401 
2024.11.10、大阪市北区

| | コメント (0)

2024年11月17日 (日)

グラングリーン見てきた(2)

公園の中央を空中遊歩道が渡る。まだ南半分だけなので遊歩道も途中までしかない。ここは遊歩道の南の端でラセン階段で終わっている。それが渦巻くように舞い降りていてかっこいい。

Img_3710_20241115231601
2024.11.10、大阪市北区

| | コメント (0)

2024年11月 4日 (月)

南蛮文化館(1966)

外装が変えられているが、形はそのままだ。あまり見たことのない形でおもしろい。屋根部分がフタ状にめくれあがっており、これが宝箱であることを示すようにも見える。60年代の鉄筋コンクリート造は今よりずっと自由だったと思う。「大阪の建築ガイドブック、1982第3版」によれば、大林組の設計施工で1966年竣工。

Img_34062
Img_34063
2024.10.17、大阪市北区 / 「大阪の建築ガイドブック、1982第3版」より

| | コメント (0)

2024年10月11日 (金)

全日検神戸支部(竣工年不詳)

神戸モダン建築祭ツアーの下見をしていて、よい感じのビルを見つけた。なにしろ翠色のタイルが美しい。エッジを利かせたフォルムと滑らかに光るタイルとがよく馴染んでいる。設計施工竣工年とも不詳。全日検というのは船荷の検査分析を行う一般社団法人。

Img_33402
Img_3341
2024.10.10、神戸市中央区

| | コメント (0)

2024年10月 5日 (土)

兵庫県立歴史博物館(丹下健三1982)

わたしの思う丹下らしさは無いがすっきり仕上がっている。姫路城を見渡せる大きなガラス窓がすごい。ガラスの壁が大きいので建物が軽やかに見える。

Img_2820_20241005075901
Img_2821
Img_2828_20241005080001
2024.08.30、兵庫県姫路市

| | コメント (0)

2024年10月 3日 (木)

久屋大通り公園のかっこいい水飲み場

これこそ酒船石型だ。3つの水飲み用蛇口から流れ出た水がひとつになって側面へ落ちていく仕組みがかっこいい。シンプルなかたちもとてもよい。隣接する大噴水が1969年だから、そのころのものだと思う。

Img_2156
2024.07.27、名古屋市中区

| | コメント (0)

より以前の記事一覧