戦後ビル編

2021年7月16日 (金)

遠目に気になる「扇町プール」

大工大梅田キャンパスは高層なのでいろいろ気になる建物が見える。これもずっと気になっているが扇町プールという屋内プールらしい。斜め柱がダイナミックでかっこよい。

見るからに1950年代の建物なのだがネット検索してみると平成12年竣工とあった。設計は梓設計で施工は富国建設。
「大阪の建築ガイドブック」(1962)によれば、ここには大阪プールという馬蹄形観覧席を備えた屋外プールがあったそうだ。大阪市土木公園課設計、鴻池組施工で1950年に竣工している。現存屋内プールはこのときの残存施設ではなかろうかとも思える。

なにぶん遠目なのでこれ以上は分からない。

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2021.07.14、大阪市北区扇町「扇町プール」

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2021年6月 8日 (火)

カトリック九条教会とその隣

バスの車窓から撮った。以前から気になっているがバスを降りたことはない。モダニズムの秀作である。 写真を撮っているとその隣に古い建物があった。九条教会のHPに載っている古い会堂と似ている。新会堂は1970年ころに見えるが、テイスト(趣味)の似ているカトリック衣笠教会(1958)と同じころかもしれない。いずれバスを降りてゆっくり見せていただくことにしよう。

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2021.06.03、京都市南区唐橋「カトリック九条教会」

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2021年6月 6日 (日)

高槻市のビル

洋館を見て歩いていて興味深いビルを見つけたのでメモしておく。住宅地のなかで異彩を放っている。タイルの使いかたが村野事務所を思わせるが調べたわけではない。竣工年はアルミサッシュの感じが推定して70年代後半か。地下に入っているイタリアンレストラン「サンセバスチャン」で検索すると1980年創業とあり推定通り。

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2021.05.30、大阪府高槻市

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2019年9月18日 (水)

【戦後ビル編】岬町役場は正調モダニズムだ

 1965年竣工だそうだ。釣り帰りのバスの車窓からいつも見ている。2階のバルコニーの手すり、3階の水平ルーバーなど水平方向にアクセントをつけることで立面を引き締めている。相当手練れの作品だ。玄関ポーチの反り返った庇、屋上右側に1層重ねた部分(おそらく議場があって天井が高い)の校倉(あぜくら)づくり風のあつかいなど1960年代の正調モダニズムを示していてほほえましい。

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2019.08.07、大阪府岬町

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2019年8月26日 (月)

梅花教会

 スケッチ大会から車で帰る途中、道に迷っていて見つけた。なかなかよくできている。鉄骨柱を表に出してバットレス風にした扱いや、尖塔屋根の裾を広げてロマネスク風にしたところなどおもしろい。正面の軒の出の寸法は中央が大きく端部が小さい。つまり真ん中の一番高いところが前に飛び出しているのでまるで船首のようなおもむきがある。とくにおおげさなことをしているわけではないが完成度の高い設計だ。定礎には1972年とあった。

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2019.08.25、大阪府豊中市上野西

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2018年12月28日 (金)

会員制ホテルのデザインがおもしろい

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 会員制ホテルだそうだ。なかなかよくできている。上部を刻み込んだ造形がおもしろい。

 

 いわずもがなだが、どこがおもしろいのか説明しておく。

 

 小刻みでランダムな壁面の後退が、増改築を繰り返して個が群になる都市のようなおもしろさを再現している。庇の陰影も利いている。下階の窓には庇がなくシンプルであることと対比して上部の複雑さを強調している。またバルコニーの竪樋やタイルの模様張り複雑さを助長する。そうやって複雑にしながら群としてのまとまりを感じさせるところがよくできている。

 

 

Img_3925 2018.10.3、ザグランリゾートエレガント京都

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2018年2月 7日 (水)

名古屋の照明塔

 名古屋市栄の丸栄前の照明塔がおもしろい。ラッパがいっぱいついているようでもありタンポポのようでもあり。

 

 50年代から60年代のステンレスを使ったストリートファニチャーのデザインは力強くて好きだ。ひょっとしてこれも村野なのだろうか。

 

Img_16932 2018.01.15、名古屋市栄

 

 

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2018年2月 1日 (木)

戦後復興コンクリート寺院「浄念寺本堂」

 たまたま見つけた。なかなかおもしろい。「コンクリート造の寺院建築」によれば伊東実太郎設計、内海建設施工、昭和35年竣工とある。

 

 列柱の回廊と格子のバルコニー、緩勾配の屋根がモダンだ。鐘楼が高いところにあるのは珍しいし、そのためシンメトリーなシルエットが崩れて動きのあるファサードになっている。軒先の丸瓦風の飾りやバルコニーの手すり壁に張り付けた青銅製の丸い装飾など、さりげないが全体の印象を楽しいものにしている。

 

 

Img_1705 2018.01.15、名古屋市中区

 

 

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2017年11月14日 (火)

阪急烏丸駅のテラゾーブロック

 いつも利用しているのに見過ごしていた。よく見ると見事なテラゾーブロックだ。ここは阪急四条烏丸駅のコンコースだ。プラットホームも同じ仕上げが続いているので、駅の開業した1963年当時のものだろう。

 

 テラゾーとは大理石のくずのことだ。これをセメントで固めて表面をサンダーで磨いた工場生産品をテラゾーブロックという。人研ぎとも言うが、これは人造石研ぎ出し仕上げの略だ。意味はテラゾーブロックと同じだがブロックを使わず現場磨きを行うときには人研ぎ仕上げなどという。

 

 この仕上げは今でもできる。わたしは幼稚園の足洗い場増設のときに既存がこれだったので同じ仕上げにした。研ぎ出し中はたいへんな粉塵が出て左官さんがたいへんだったが、きれいに仕上がってうれしかった。もっと使ってみたい。

 

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Img_1301 2017.11.13、京都市阪急烏丸駅

 

 

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2017年9月20日 (水)

ヨドバシの交叉ヴォールト

 ロケハンの途中、テラスでコーヒーを飲んでいて見上げると立派な交叉ヴォールトがあった。対角線の稜線がきれいに出ていて、なかなかよい仕事をしている。左官ではなく塗装の仕事だと思うがどうやって作ったのだろう。

 

Img_0900 2017.09.19、ヨドバシカメラ京都店

 

 

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