おとくにの動物

2019年6月18日 (火)

ハヤブサ登場

 ハヤブサを見かけるようになって10年ほどになる。まったく見ない年もあるが今年は年初から見かけることが多い。100メートルほど上空を旋回飛行して獲物を探している。わたしの真上に来たので写真を撮ってやった。羽の先が少し開いているところと、尾羽がまっすぐであることからハヤブサと分かる。航空機識別みたいだ。

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2019.06.17

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2019年3月 3日 (日)

シロハラ発見す

 シロハラはヒヨドリくらいの大きさの渡り鳥だ。冬場の林にいて落ち葉をバサバサかき分けてエサをとる。バサバサと騒がしい愉快な鳥だ。先日下鴨神社の参道を歩いていると、聞き覚えのあるバサバサという音が聞こえた。そちらを見ると、見つかったと分かったのかじっとしている。完全な保護色でじっとしているとよく見えない。でも、こっちもじっとしていると安心したようで、またバッサバッサと落ち葉をかき分け始めた。かわいいやつである。写真に写っているがどこにいるかお分かりだろうか。みんなも音に気づいたら探してほしい。


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2019.02.26、下鴨神社

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2019年2月25日 (月)

トリの道 その3

 トリの道について補足しておく。

 渡り鳥がどういういきさつで長距離移動をするようになったのかは不明だ。冬になると庭先にやってくるジョウビタキはシベリアから、ツバメはフィリピンやインドネシアから飛来するとされる。偏西風に乗ってくるという話もあるが、鳥の移動は主に南北なので偏西風は関係ないだろう。そもそも偏西風に乗ってきても帰れないのではないか。

 留鳥と思われているヒヨドリも渡りをするものがあるという。あの独特の飛び方は海岸線で猛禽類から逃れるために編み出された飛行法ではなかろうか。もしそうなら海岸線では比較的低空を飛んでいるわけで、渡りの高度そのものは高くても数キロまででだろうとわたしは思っている。

 渡り鳥をトリの道にどのように位置づけるかは難しい。けれども野鳥の半分は渡り鳥なのだから無視するわけにはいくまい。営巣する場合はやはり餌場が豊富で外敵の少ない樹林があることが要求される。

 それと渡り鳥にとって重要なのは終結ポイントのネットワークが形成できるかどうかだ。上空から見てよくわかる一定の広さの水面が必要だろう。京都盆地へ渡る鳥たちは今は無き巨椋池を目印にして今でも飛んでくるのではないか。ツバメが宇治川に集結するのはその名残のように思う。

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2019年2月23日 (土)

トリの道 その2

 トリの道について考えている。前回は分類について考えた。もうひとつ大事なのは順回路とねぐらだろう。とりあえずメモしておく。

< 冬場の順回路 >
 メジロは冬になってエサがなくなると集団になって町へ降りてくる。そのコースがだいたい決まっていて、うちのマンションの専用庭を必ず通る。通る方向も北から南へと決まっている。季節限定であるけれどここには確かにトリの道があるのだ。

< 巡回する混群 >
 この冬場の遠征はときとして混群となる。シジュウガラ、エナガ、コゲラが加わることが多い。トリの道は概して低い。地面から数メートル以下の枝の多い樹木を伝っていく。だからはたして地上数十メートルのビルの上にトリの道ができるのかどうか分からない。枝の多い樹を好むのは外敵から身を隠しやすいからだろう。

< ねぐら >
 この道はどこから来てどこへ行くのか。おそらくねぐらから出発してねぐらへ帰っていくのだと思う。このあたりだとたぶん向日神社の境内がねぐらだ。向日神社へいけばこいつらと会うことが多い。日頃はそのあたりを巡回しているが、エサが無くなると遠征に出るのだろう。

< 鳥たちの行動範囲 >
 たいがいの鳥はねぐらとエサ場を往復している。ハシブトカラスは光明寺にねぐらがある。アオサギは神足神社や茜神社へ帰る。往復距離はカラスやサギ類、ウなどは4キロ程度、メジロなどの小鳥たちは2キロ程度だろう。チョウゲンボウやハヤブサなどは京都盆地の南半分ほどを巡回しているようなので8キロくらいの行動範囲がある。

 

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2019年2月22日 (金)

トリの道

 トリの道を考えている。トリの道を人工的に作れるのだろうか。まだまとまらないが考えたことをメモしておく。

 トリとひとくくりにはできないのは確かだ。いくつかに分類して考える必要がある。問題はその分け方だ。

< 渡り鳥と留鳥 >
 渡り鳥はツバメやサギ類、カモ類など。シロハラやキレンジャクもくる。タシギやジョウビタキなども渡ってくる。渡り鳥が減るのはエサが減るのが原因だと思う。ツバメが減ったのはエサを採る水田が減ったからだろう。

< 都会、山、里山、水田、町、淡水、海辺 >
 ヒヨドリは元は山鳥だったらしいが、今は町のほうが多い。もとは山というより里山に住んでいたのだと思う。里山が荒れて町へ降りてきたのだろう。
 カラスはどこにでも棲んでいるが、ハシブトカラスは主に山のほう、ハシボソカラスは人間に近い場所にいることが多い。なぜ棲み分けているのか理由は分からない。
 水辺でしか見ない鳥もいる。淡水系と海浜系の2種ある。これはエサの種類で分かれるのだろう。カモ類、サギ類は淡水系。シギ類は両方ある。カワセミやセキレイ類も淡水系。淡水系のうち水田へ来るものと来ないものにも分かれる。カワウやカワセミは水田では見ない。サギ類は両方にいる。結局これもエサの違いなのだろう。

 棲む場所分類はトリの道を考えるうえで重要だろう。エサで分けたほうが正しいかもしれない。里山や水田が無くなると生存領域が変化したり無くなったりする。人間の営みと大きく関わっていそうだ。

< 営巣期とそれ以外 >
 営巣期に縄張りをする鳥と群れのまま営巣する鳥に分かれる。モズやヒバリは縄張りをする。ヒヨドリやカラスも縄張りをするが、つがいにならない鳥は群れですごす。同じ鳥種でも二手に分かれるわけだ。モズやヒバリのように営巣期に山から町へ降りてくる鳥もいる。町は都会というより田んぼのある地域だ。田植えが始まるとエサとなる虫やカエルが増えるから降りてくるのだろう。
 ツバメは田の土で巣を作るから水田が少なくなるにつれて個体数も減った。カラスは電線で営巣していたが最近は一掃された。

 縄張りして子育てする鳥は営巣場所が無くなると個体数も減る。これも人間の営みと深く関わっているようだ。トリの道を作るためには失われた水田や里山に代わるなにかを見つけなければならないのではないか。

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2019年2月20日 (水)

越冬ツバメを初めて見た

 1月26日に宇治橋あたりでツバメが数百羽が群れているのを見た。わたしは越冬ツバメを見たのは初めてだ。宇治川にツバメの渡りの拠点があると聞いていたが、このあたりもそのポイントなのかもしれない。

 わたしの住む宇治川支流小畑川の一文橋にも集合ポイントがある。だんだん集まってきて数百羽になったところで次の集結地点へ移る。おそらくいくつかの終結ポイントを移りながら群れを大きくするのだろう。最終的には数万羽以上が集まる大集結ポイントに至る。

 渡りは群れが大きくなったころを見計らって何段階かに分けて出発するのだと思う。越冬ツバメは大集結ポイントまで来ながら最後の渡りに間に合わなかったものたちなのではないか。おそらく2回目、3回目の子育てで生まれた小さいものたちなのだろう。

 あとしばらくするとここへ親兄弟が戻ってくる。それを知っているのか知らないのか。戻ってきた群れは集結ポイントを逆にたどりながら生まれた場所へ戻っていく。この子らもその群れに混じって戻っていくのだろうか。それともこいつらはここげ営巣するのだろうか。

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2018年8月30日 (木)

アマガエル

 朝、水まきをしていたらノウゼンカツラの木にアマガエルを見つけた。わりと大きい。まだ土色で葉っぱの色に擬態できていないし、なんだかザラザラしている。日頃アマガエルは声は聞こえても姿を見ることは少ない。なんだか得した気分である。


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2018年8月24日 (金)

カナヘビがいた

 朝、外を掃除していたらカナヘビがいた。こっちを見ている。ほんの小さなトカゲでかわいらしい。なんでトカゲなのにヘビというのだろう。この角度だと見えないが腹は黄色い。腹も撮ろうと思ったら速攻で逃げていった。


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2018.08.24、京都府向日市

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2018年8月13日 (月)

ハヤブサ発見

 法道寺の坂を自転車であがっているとき、チョウゲンボウが飛んでいるのが見えた。最近このあたりに出没しているやつだ。坂を上り切ったところ賃貸マンションのテレビアンテナでなごんでいるのを見つけた。そっと近づいて撮影したがこっちを見ている。わたしに気が付いているのだろう。わたしもおまえのことに気がついてるよ。がんばれ!


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2018.08.13

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2018年5月 7日 (月)

キビタキが来たよ

 見慣れない鳥がいると思ったらキビタキだった。おなかがとてもきれいな山吹色だ。夏にやってくる渡り鳥だそうだが今まで見かけたことはなかった。普通は町場にはいない。まだやってきたばかりでここで休んでいるのだと思う。これからもっと山のほうへいくのだろう。ようこそ乙訓(おとくに)へ。


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2018.05.07、京都府向日市

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