夢日記 220103-4
初夢を意識していたら多少覚えていたのでメモしておく。夢は無料のおみくじであろう。
210104(今朝目覚める前に見た夢。前半は忘れた)
学生たちと市場を見学している。狭い路地が入り組んでおり昼間でも薄暗く店の灯りがまぶしが、人通りの少ないさびれた市場である。町家を改装した店舗もあったが店の中は空っぽだった。
新しいマンションの見学を学生たちとしている。入り組んだ部屋と廊下を過ぎるとこども専用の幅の狭いドアがあった。階段を降りてきたこどもがドアを開けてくれた。そこは裏山に面したバルコニーだった。真新しいガラスの手すりのむこうに巨石の断崖があり、岩のようすが神仏に見えた。
トイレに座ると眼下に四角い白い紙箱があり、なかに石鹸のようなエサが入っていて虫が集まっていた。死んだカマキリが転がっている。虫は弱っていた。
(夢読み)
入り組んだ路地や建物の内部は無意識を表わしている。人気のない市場や空っぽの町家はそこでなにかを見つけられない状況を示す。こどもや神秘的な岩山は創造性を示す。だだしそれはバルコニーのむこう側であったり人の通れないドアの先であったりして近づくことが難しい。そうしたもどかしい状況に自分があることを夢は教えてくれる。最後の虫のイメージも同じだろう。トイレは創造性を示すことが多いが、そこで見つけるのは弱った虫だけという状況だ。
210103(きのうの夢。これが初夢だろう。だいぶ忘れた)
飲み屋の入る70年代の雑居ビルの1階ホールにいる。店はほぼ無くなって空家ばかりになっていた。地下街につながっていて、そこではまだ営業しているレストランもあった。
曲がった道なりに壁面の多いビルが建っている。やはり70年代か。ここは風俗街だったはずだが、ほぼ空家になっている。
国道の広い交差点を巨大なトレーラーのような戦車が通り過ぎていく。誰もいない交差点に手書きのサインボードを胸にかかげるアジテータがいて何かを叫んでいる。関わらないようにしながら横断歩道を渡り交差点角のビルの屋上に上がる。向いの学習塾のビルが空き家になっていて壁面いっぱいにアジテーションが落書きされていた。振り返ると屋上全体が人の背ほどの草むらが風になびいていた。草むらに埋もれるようにして50年代の黒いアメリカ車が置かれていた。ほかにも屋上に小屋があって中に旧い車があるようだった。
(夢読み)
雑居ビルや曲がった道も無意識を表わす。いずれもドローンから見たような俯瞰的な視点だった。これはまだ完全には無意識と合致できていない心の状態を示すのだろう。無人の交差点や空きビルもやはり無意識に潜り込めていない状況を示す。巨大な戦車のイメージの正体は不安だろう。それに抵抗するアジテーターと自分は通じ合えない。振り返ると草むらに宝物を見つけるというイメージは、宝物は意外と身近にあるという暗示だろう。メーテルリンクの「青い鳥」のような初夢である。
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