建築たぬき

2019年10月10日 (木)

インドネシア式の土壁を作っている

 前回荒壁を付けたところへ中塗りで仕上げた。竹も壁土も日本のものを使っているが竹木舞の編み方がインドネシア式になっている。学生さんたちもコテさばきがだんだん上手くなってきた。次回はこの裏側を塗るぞ。

Img_66612
2019.10.08、関大にて

| | コメント (0)

2019年10月 2日 (水)

インドネシアの土壁を作った

 インドネシアの土壁を作った。壁のなかの竹木舞の編み方が違う。とても美しい編み方なので、そのまま風の通る壁として使うこともあるのだろう。このあとインドネシアからの留学生が強度実験を行う。ちなみにこの小屋は一昨年の木造演習で学生たちが作ったもの。

Img_66412
2019.10.01、関大にて


| | コメント (0)

2019年9月14日 (土)

この夏見た一番きれいな建築

 朱塗りのため軒下が明るい。檜皮葺がやさしい。柱間に壁がなく軽やかである。この軽やかで優しく明るい建築が深い森の巨木のあいだに見えるようすはこの上もなく美しかった。引率でなかったらスケッチしたと思う。今度また行ってみる。

 まったく同じお堂がふたつ並んでいる。弁慶が渡り廊下に肩を入れて荷(にな)ったというので「にない堂」の別称がある。正式には左を常行堂、右を法華堂と呼ぶそうだ。ちょうど修行中で堂内から読経の声が聞こえていた。その声が深い森にしみわたっていくようすも不思議でおもしろかった。

Img_63202
2019.08.02、にない堂(比叡山延暦寺西塔)

| | コメント (0)

2019年9月 7日 (土)

旧西陣電話局を学生たちと描いた

 ふと思いついて学生たちと旧西陣電話局のスケッチに行った。いまはコワーキングスペースとして使われている。何度見ても不思議な建築で設計した岩本禄はすごいなと思う。岩本の亡くなった年齢を軽く越してしまったが、わたしが学生のころ初めて見たときの衝撃は今でも変わらない。あのときの強烈な思いがここへ来るたびに再生されるのも不思議だ。

Ed5383ca18cf4d02951f1fad010da5cb
2019.09.05/ミューズコットンA4、0.5シャーペン2B/京都市「旧西陣電話局」

| | コメント (0)

2019年9月 1日 (日)

広縁が気持ちがよい民家

 今回のわたしの目当てはこれ。摂丹式の小振りな民家だ(摂丹とは摂津国と丹波国のこと)。黄色い土壁がやさしくて美しい。庭に面して6畳ほどの広縁があり、これがとても気持ちがよい。このまま現代住宅として住めると思う。

 椎葉の民家より軸組が細いので古い形式を伝えているように思う。家の中央にいろりを切るあたりがリトルワールドの韓国民家と共通している。土壁の形式は寒い地域で発達したのかも知れない。

 この絵にバッバッと色を塗りたかった。昔は色塗りが苦手だったが、いつからか色塗りがないと物足りない自分がいる。

190825kominka
2019.08.25/マルマンスケッチブックA4、グラフィックペン0.5/大阪府民家集落博物館

| | コメント (0)

2019年8月31日 (土)

宮崎県椎葉の古民家

 入り口正面に宮崎県椎葉の馬屋があってかっこいい。大ぶりな桁を四周にまわして架構を固めている。柱は幅広の貫で挿し固めている。構造がシンプルで美しい。
1908252 190825
2019.08.25/ワトソン紙はがきサイズ、グラフィックペン0.5/大阪府民家集落博物館


 下は馬屋の隣の主屋の断面。これは相当大きな住宅だが、やはり構造がシンプルで美しい。馬屋と違うのは目の高さに極太の胴差が入っていること。これは見た目もきれいだし骨組みも強くなる。どこかで使ってみたい手法だ。土壁が無いのが珍しいが、山間部の民家ではたまにこういうことがある。
190825_20190831055901
 昨年から絵の具仕様が禁止になったそうだ。残念ながら線描のみ。今度行くならクレヨンでも持っていくか。

| | コメント (0)

2019年8月17日 (土)

重森三玲の波心庭を見てきた

 重森三玲の作庭。波心庭というそうだ。1939年の造園で同じ重森作の東福寺方丈庭園と同年である。ふたつを同時に見たので彼の特徴がよく分かった。

 どちらも石の立て方がえげつない。とくに波心庭は地球に降り注いだ多数の大隕石が大地や水面に突き刺さったような荒々しい風景となっている。それらの石が見事な大刈込の背景によってひとつの世界観にまとめあげられていた。大刈込という古典的な作法を使いながら強引にまとめるあたりはさすがだと思った。
190726
2019.07.26、東福寺光明院庭園

| | コメント (0)

2019年8月10日 (土)

唐破風をはじめて設計した

 唐破風をはじめて設計した。屋根葺き士研修の実測実習が早めに終わったので各自唐破風を自分流にデザインする課題を出した。もちろん規矩術の原則を踏まえることが条件だ。ちょうど高台寺の観月台の実測図があったのでそれをベースにした。自分で設計すると仕組みがよく分かるのでよい。

< 大唐破風の上手な作り方 >
1.軒の出は柱間の1/3が標準。ここでは柱間が小さいので1/2にアレンジ。
2.破風板の頂点は柱間の1/4が標準。
3.破風の勾配は2寸8分が標準。このあたりは破風板の幅とも関係するのでアレンジが必要。
4.破風板の照りむくりの境界は下から5.5/10が標準。
5.照り(反り)は破風板巾の0.6、反りは0.35が標準。
6.イバラビレは柱間の1/5が標準。

Img_6258
円満字作品
Img_62622
生徒作品

| | コメント (0)

2019年8月 5日 (月)

月間茶の間8月号あります

 わたしのスケッチで「五龍閣夢二カフェ」「1928ビルアンデパンダン」「東華菜館」を紹介した。中へ入れる近代建築というラインナップとなっている。京都にお越しの際にはぜひお寄りいただきだい。

 さて同誌をたくさん頂戴したのでご希望があればお送りするのでご連絡ください。先着順でよろしく。

Img_6235
2019.07.30

| | コメント (0)

2019年7月30日 (火)

檜皮葺きの職人さんに実測製図を教えている

 先週から檜皮葺きの職人さんの研修会で実測製図を教えている。研修所に唐破風の1/4模型があってそれを測る。測り方は唐破風の標準設計を参考にした。唐破風ってこうやってできているのかと新鮮な驚きがあった。ただし檜皮の複雑な葺き方についてはまったく分からない。これは生徒の職人さんに教えてもらっている。勉強になる。

Img_6189
04c8709e49a24d24b6cfdb5dbc893c5d

Img_6198

| | コメント (0)

より以前の記事一覧