建築探偵の写真帳

2019年10月 8日 (火)

岡山駅のプラットフォーム上屋

 きれいな木造トラスだ。キングポストなかほどから両側の柱にかかる長い筋交いは最近付けたものだろう。あまり利いているように見えないので応急的なものだと思う。おもしろいのは柱をつなぐハシゴ状の桁。ハシゴの上部に板が挟み込まれている。ある程度長さのある板のようで、これでハシゴが変形しないように押さえている。よそであまり見ない形だ。鉄骨の上屋にハシゴ状の桁があるが、それを参考にした工夫に見える。鉄材の不足した戦時中から占領中のものなのかも知れない。

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2019.09.29、岡山駅

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2019年9月29日 (日)

直島で笑う狛犬と出会った

 訳あって瀬戸内海の島に来ている。さっそく浜に面した神社に詣でたところ、笑う狛犬の出迎えを受けた。フレンドリーな土地柄だ。慶應元年とあった。

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2019.09.28、香川県直島住吉神社

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2019年9月26日 (木)

水路にもうひとつの空が見える

 近所のこの水路には空がよく映る。映り込み画像は彩度が上がるから実像よりもはっきり見えるわけだが、この水路の空はこっちが本物ではないかと思うほどきれいだ。地面がすーと割れて空が見え、自分が宙に浮いているような不思議な体験ができる。

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2019.09.18、京都府向日市

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2019年9月25日 (水)

昭和の型板ガラス「色紙」と「古都」

 スケッチ教室で養父市大屋市場を歩いたとき昭和型板ガラスを見つけたのでアップしておく。この窓には2種類あって揉み紙のようなのは「色紙」(参照)、小さな四角が並ぶのが「古都」(参照)というそうだ。古都は東福寺本坊にある重森三玲作庭のコケのチェック模様を模したらしい。おもしろい。

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2019.09.21、兵庫県養父市大屋市場

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2019年9月18日 (水)

【戦後ビル編】岬町役場は正調モダニズムだ

 1965年竣工だそうだ。釣り帰りのバスの車窓からいつも見ている。2階のバルコニーの手すり、3階の水平ルーバーなど水平方向にアクセントをつけることで立面を引き締めている。相当手練れの作品だ。玄関ポーチの反り返った庇、屋上右側に1層重ねた部分(おそらく議場があって天井が高い)の校倉(あぜくら)づくり風のあつかいなど1960年代の正調モダニズムを示していてほほえましい。

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2019.08.07、大阪府岬町

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2019年9月17日 (火)

コイの滝登りを見つけた

 唐破風下の飾りがコイの滝登りだった。小振りだが動きがあっておもしろい。なぜここにコイがいるのか。コイは木気だ。金閣寺には大きな池があるので「水生木」の相生の関係を示すのだろうか。

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2019.08.01、金閣寺客殿玄関

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2019年9月16日 (月)

旧春日野道変電所があった

 交差点で信号待ちしている正面にあった。柱の上に愛らしい模様がついているようだが離れているのでよく分からない。また神戸に行ったときに確かめてみる。見たところ昭和5年ごろ。かつて阪神電車の阪神国道線がこのあたりが終点だったらしい。「兵庫県の近代化遺産」リストには載っていない。

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2019.09.15、神戸市中央区脇浜町春日野交差点

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2019年9月15日 (日)

モミジの押し型を見つけた

 玄関にモミジの葉っぱの押し型があった。これほどきれいに押せるのか。床材にベンガラが入っているのも紅葉をイメージしているのだろう。おもしろい。

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2019.07.26、京都市東福寺光明院

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2019年9月14日 (土)

この夏見た一番きれいな建築

 朱塗りのため軒下が明るい。檜皮葺がやさしい。柱間に壁がなく軽やかである。この軽やかで優しく明るい建築が深い森の巨木のあいだに見えるようすはこの上もなく美しかった。引率でなかったらスケッチしたと思う。今度また行ってみる。

 まったく同じお堂がふたつ並んでいる。弁慶が渡り廊下に肩を入れて荷(にな)ったというので「にない堂」の別称がある。正式には左を常行堂、右を法華堂と呼ぶそうだ。ちょうど修行中で堂内から読経の声が聞こえていた。その声が深い森にしみわたっていくようすも不思議でおもしろかった。

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2019.08.02、にない堂(比叡山延暦寺西塔)

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2019年9月12日 (木)

臥龍廊(がりょうろう)の床がかっこいい

 階段床の塼(せん、平瓦)敷きが美しい。古いものの転用かも知れない。焼きムラがあるうえに風化が進んでいるので良い味わいになっている。段先を白御影で押さえているところもアクセントになってきれいだ。階段の勾配が次第に急になっていくところもおもしろい。

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2019.07.30、高台寺

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