建築探偵の写真帳

2024年10月 1日 (火)

本町通り商店街のアーケード

波型の樹脂板で軽やかに仕上げている。軽いので骨組みも細くて目立たない。まるで通りの上全体がトップライトのようだ。かまぼこ型の扁平アーチのかたちも柔らかく包み込むようで優しい。

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2024.08.30、兵庫県姫路市

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2024年9月29日 (日)

神戸モダン建築祭ツアー編 ㉑ ゴールは十五番館

フィッシュダンスコースのゴールは十五番館。実は阪神大震災時に修理工事をしていた。耐震補強の必要性が議論されたがなぜか却下され、直後の震災で倒壊した。現在は復元したうえで免震化されている。あのとき耐震補強しておけば良かったと思う。

レンガ塀が遺っている。これは倒壊を免れたのでオリジナルである。文化遺産オンラインによれば、十五番敷地は明治元年に分譲されフランス人がホテルを建設、その後明治14年ごろに現在のものが英国領事館として建てられた。このレンガ塀のほうが十五番館より古いかもしれない。塀の根本の「16|15」の刻み文字がかっこいい。

11/24(日) フィッシュダンスツアー https://teket.jp/11329/39190
10/15抽選申込締切

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2024.09.15、神戸市中央区

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神戸モダン建築祭ツアー編 ⑳ これがテラコッタなんだよね

このグレーの石貼りのような壁面の全部がテラコッタである。テラコッタとは立体的な焼き物のことだ。神戸震災時に一部割れたところがあって、中が空洞のテラコッタだったのを見て見て驚いた。石貼りだとばかり思っていた。

楕円形のメダルが謎めいている。斜めにリボンがかかっている。リボンに文字が書かれているように思うがよく見えない。ただのしわかも知れない。望遠鏡がほしい。

神戸モダン建築祭で特別ツアーがある。参加したいが平日なので仕事があって参加できない。くやしい。

11/24(日) フィッシュダンスツアー https://teket.jp/11329/39190
10/15抽選申込締切

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2024.09.15、神戸市中央区

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神戸モダン建築祭ツアー編 ⑲ 商船三井の石工ワザを見よ

ともかく南玄関と西玄関のアーチのモールディングがすごい。活き活きとして躍動感がある。とくに南玄関のアーチは3次元アーチになっているのがすごい。これは神戸石工の最高峰といえる作品だ。ちなみにテント庇は石工の仕事が良く見えないので取り除いてほしい。

商船三井ビル(1922)。向いの海岸ビル(1911)が元三井物産だからここは三井村だったわけだ。なんで河合浩蔵が設計しなかったのだろう。誰か教えてほしい。

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2024.09.15、神戸市中央区

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2024年9月28日 (土)

神戸モダン建築祭ツアー編 ⑱ 海岸ビルのホーロー列柱

エレベーターホールの6本の柱は、南側正面の玄関ホールに立っていたそうだ。

柱の足元に大理石にブロンズを象嵌したような飾りがある。なんだこれ。大理石にブロンズ色の塗料で描いたものなのか。しゃがみこんで触ってみて驚いた。これはホーロー製なのである。大理石模様もブロンズ色の縞模様も金属板に釉薬で描いて焼いたものなのだ。

ひょっとすると大正時代にはこうした技法が流行っていたのだろうか。探せば普通に見つかるものなのか。よく分からない。

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2024.09.15、神戸市中央区

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神戸モダン建築祭ツアー編 ⑰ 海岸ビルに棲むカニ

ドアに「カニ」がいっぱいいる。ドア枠の上にはクラゲ型もいるしとても楽しい。「カニ」とは装飾分解の結果生まれた幾何学的な装飾のこと。わたしの造語だ。1910年代日本のセセッション(独語でゼツェシオン)の特徴でもある。

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2024.09.15、神戸市中央区

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2024年9月27日 (金)

神戸モダン建築祭ツアー編 ⑯ 海岸ビルの外壁保存

外壁だけでも遺って良かったと思う。阪神大震災のとき、わたしは普通に修復できると思っていた。でも損傷具合に特別なものがあったと聞いた。具体的になにが問題だったのかわたしは知らないが、結局外壁保存となった。当時、修復の道を懸命に探っていたことは伝えておきたい。

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2024.09.15、神戸市中央区

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神戸モダン建築祭ツアー編 ⑮ 丸亀ビル

初めてじっくり見た。思った以上におもしろい。玄関は左側だけ丸く仕上げている。動きのある楽し気なデザインだ。3階アーチ窓のある塔屋の最上部の左側に鉄製の飾りが付いている。段違いを意匠的に調整する遊びで、屋上の2本の旗立ての垂直線とよく響きあっている。元はオール商会というノルウェイの貿易会社だったらしい。設計施工の詳細不詳。

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2024.09.15、神戸市中央区

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2024年9月26日 (木)

神戸モダン建築祭ツアー編 ⑭ メリケン波止場のフランク・ゲーリー

ゲーリーはアメリカの建築家で建築会のノーベル賞と言われるプリツカー賞を受賞している。代表作はビルバオのグッゲンハイム美術館など。おもしろいと思うが、実はよく理解していないことを白状しておく。正直言って、こういうのは笠原さんに解説してもらうのがよいと思うよ。

ビルバオのグッゲンハイム美術館  https://www.guggenheim-bilbao.eus/

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2024.09.15、神戸市中央区

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2024年9月25日 (水)

神戸モダン建築祭ツアー編 ⑬ 神戸メリケンビルの謎のトーチ

大空襲でドームを失った。戦後になって安井武雄が復旧した。そのときにデザインを大幅に変えている。ほぼ原形をとどめていない。今回ツアーでは、新旧を見比べてみようと思う。

アーチ両脇に丸い装飾がある。安井の復旧で付け加えられたようだ。植物の輪の中に火の灯ったトーチがある。これはなにか?

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2024.09.15、神戸市中央区

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