建築探偵の写真帳

2020年1月25日 (土)

ラッパ柱の無梁構造

正式名称は知らないがわたしはラッパ柱と呼んでいる。ここは地下鉄御堂筋線梅田駅と阪神梅田駅のあいだの地下広場だ。ここが複雑怪奇な梅田地下街のいわば起点となったところである。
 
無梁構造は天井をできるだけ高くするための工法で倉庫でよく使われた。この地下広場も天井があまり高くとれないのでラッパ柱としたのだろう。野太い円柱が並ぶようすは古代エジプト神殿のようでおもしろい。
 
梅田ではほかにJRの高架下でラッパ柱を見ることができる。土木系では普通に使っていた工法なのかも知れない。

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2020.01.19、大阪梅田

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2020年1月21日 (火)

曲がり電柱が無くなる

 もう半分が無くなっていた。先斗町(ぽんとちょう)通りの電線地中化のため用済みの電柱が引き抜かれているのだ。1本くらい残してほしいと思うがだめだろうな。先斗町通りは古い通りなので現在の公道上に庇が覆いかぶさっている。それを避けるためにこんな曲がった形になった。鉄管をとてもきれいに溶接しているのでなだらかな曲線が美しい。この電柱がいつごろのものなのかは分からない。漠然と戦前の京都電灯時代のものかと思っていたが案外新しくて大阪万博のころかも知れない。

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2020.01.20、京都市先斗町

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2020年1月20日 (月)

阪急石橋駅の地下道

 コーナーが丸いので影がふわっと変化してとてもきれいだ。コーナーが角だとそこで陰影がきっぱり分かれるのでこうは見えない。古い地下道はどんどんなくなっているがここは健在なのでうれしい。天井塗装につや消し材をほぼ入れていないようで光が反射しておもしろい効果を生んでいる。ちなみにつや消し材は入れないほうが塗膜として強い。

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2020年1月13日 (月)

ゴム入り階段用モルタル平板が2種類あった

 モルタル平板のゴムが丸と十字の2種類あった。修理で差し替えるときに同じものが無かったのだろう。十字が最初で丸型が修理だと思うが、丸型の数が多い。こういうものってこんなに差し替えるだろうか。そんなことを考えていたらつまづきそうになった。こんなの見ていてつまづくのは私だけだろうか。

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2020.01.10、大阪府高槻市、富田駅

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2020年1月11日 (土)

阪急石橋駅が昭和初期でなかなかよい

 レールを使ったプラットフォーム上屋も少なくなった。ここは箕面線の始発駅でもあるのでフォームが広々としており、それを軽やかなレール上屋が覆っているようすは清々しい。見たところ昭和5年ころに見える。地下道は角を丸く仕上げた柔らかいデザインでこれもなかなかよい。このまま使い続けてほしい。

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2020.01.02、大阪府池田市石橋

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2020年1月10日 (金)

石橋の洋館を見てきた

 前から気になっていた洋館を見に行った。戦後のものに見えるが昭和10年ごろかも知れない。手前の応接間の破風の下端がスパニッシュ風に切り抜かれていて素敵だ。写真では見づらいかも知れないが主屋の母屋が丸と角が入り混じっている。内側から見えるところは製材したものを使い見えないところは未製材のものを使っているわけだ。こういう仕様は和風の大工さんのやりかたのように思う。石橋には和風中心だが洋館も手掛ける工務店があったということかも知れない。

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2020.01.02、大阪府池田市石橋

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2020年1月 7日 (火)

ハスの小さな噴水を見つけた

 本願寺山科別院に六角形の小さな噴水があった。ブロンズ製のハスから水が噴き出す仕組みになっている。ハスの噴水は東本願寺門前に武田が設計した。ここは西本願寺系だが武田作品の影響だろうと思う。西本願寺には藤原義一指導の手水鉢(昭和30年)があった。これもそうなのかも知れない。次に行ったときに記銘がないかよく調べてみる。

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2019.12.21、京都市山科区、本願寺山科別院

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2020年1月 6日 (月)

旧嵯峨郵便局の郵便マーク窓

 これを最初に見たのが学生のころだから1980年代後半のはずだ。ちょうど向かいに新局舎が完成していたので旧舎はなくなるのだろうと残念に思ったことを思い出した。あれから30年間この道を通ることが無かったのでこの建物のこともすっかり忘れていた。先日学生たちと天竜寺を見学したあと高橋先生が風呂屋カフェの嵯峨野湯を案内してくださったので通りかかった。30年前には気づかなかったがよく見ると窓が郵便マークになっている。こんなおもしろい窓は見たことがない(いや30年前に見てるんだけど)。

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2019.12.22、京都市右京区嵯峨

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2019年12月20日 (金)

鏡の国の大阪

 風がなく淀川が鏡のようになっていた。町全体が蜃気楼のように浮遊して見える。とても不思議だ。

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2019.12.19、阪急淀川橋梁より

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2019年12月 6日 (金)

野江の橋灯

 大正時代の野江橋のものらしいが確かめていない。小学校の校庭に遺されている。鋳鉄製の愛らしいもので根本にはチューリップの花びらのようなアールヌーボー風の飾りがついている。なかなかよくできている。

 こうした街路の鉄製品は戦時中の金属供出で失われたものが多いのでこうしてオリジナルが残っているのはとても珍しい。わたしの知る限りでは大阪府下ではこれぐらいではないか。

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2019.11.23、大阪市立榎並小学校

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