建築探偵の写真帳

2017年8月17日 (木)

手作り鉄骨「八瀬比叡山口駅」

 何度見ても美しい。高窓から緑色の光が静かに舞い降りている。軽やかな教会堂のようではないか。梁も柱も小さな部材を組み立てている。手作りの味わい深さがある。鉄骨はもっと見直されていい。

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2017.07.21、京都市左京区

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2017年8月12日 (土)

ケーブル延暦寺駅の床タイル

 あまり見たことのないタイル。比叡山山頂付近という過酷な環境でこれだけよく残っているから普通のタイルでないことは確かだ。色土を使ったバリ土タイル(参照)ではないか。とてもきれいだ。

 少し古びた感じが象牙と黒檀のチェス盤を思わせる。叡山の大天狗様がチェスをしていそうではないか。
 

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2017.08.08

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2017年8月 9日 (水)

ホフマン先生のストックレー邸みたいだ

 階段室を見上げたところが出色で、ウイーン分離派ばりのラインの入れ方がとてもいい。なかなかこうはできない。すごいぞ。

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 待合室もよく見るといろんな工夫がある。まず角を飾りタイルで縁取っているところ。このやりかたはストックレー邸をはじめとして世紀末ヨーロッパで流行った手法だ。こうすることで立体感がなくなり軽やかな作り物めいた感じが出る。

 次に柱から梁にかかる部分をアールにしているところ。これがどこか未来的な雰囲気を作っている。

 最後に外壁周りの大梁を割愛しているところ。ぱっと見では気付かなかったがよく見ると不思議な架構をしている。そのことですっきりとした独特の見え方を実現している。延暦寺駅はあなどれない。

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2017.07.21、滋賀県大津市、比叡山鉄道ケーブル延暦寺駅

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2017年8月 3日 (木)

不思議な立体グレーチング

 すごい。すご過ぎる。3次元立体グレーチングなんて初めて見た。どうやって作るのだろう。少なくとも同じ大きさのフタが2枚必要だろうな。でも、どうやって山折り線の位置を決めるのだろう。とても不思議でおもしろい。

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2017.07.31

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2017年7月 2日 (日)

漁具庫かな

 高度成長期に海岸が埋め立てられるまで、ここから3分ほどのところが海だった。だからこれはなにか漁業関係のものを入れていた納屋ではないかと思う。暮らしが変っても町がまだそれを覚えている。

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2017.06.24、大阪府貝塚市南町

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2017年7月 1日 (土)

ロープ工場かな

 いい感じの木造があった。長い建物でロープ工場かなと思ったが窓が少ないので違うかも知れない。土壁・貫構造・和小屋の実直な建物でわたしの理想の建築に近い。30年ほど前に来たころには水間鉄道沿線に繊維工場や洋館などが残っていたがめっきり少なくなっていた。でも探せばまだまだおもしろそうな建物が残っていそうな気配がある。おもしろそうな地域だ。

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2017.06.24、大阪府貝塚市水間

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2017年6月28日 (水)

アヤメだねぇ

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 きれいな透かし彫りがあった。こういうのを初めて見た。こうした透かし彫りは大阪欄間の系統で古い技法だと思うが、今はほぼ絶滅したと思っていた。この祠は20年ほど前のものだろうか。このあたりでは今でもまだ。こうした技法が残っているのだろうか。もし残っているのならすごい地域遺産だと思う。

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2017.06.24、大阪府貝塚市水間

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2017年6月27日 (火)

水車小屋かな

 水間を歩いていて見つけた。水路の上に建っているので水車小屋だと思う。今は閉まっているが和菓子屋の看板がかかっていたので、自家製粉なさっていたのかも知れない。水車そのものもひょっとしたら残っているかも知れない。残っているなら、また使ってみればおもしろい。

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2017.06.24、大阪府貝塚市水間

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2017年6月21日 (水)

藤原儀一デザインの水盤

 少し前に気づいた。建築史家藤原儀一が設計指導をしている。ハスの葉のかたちなのは東本願寺前の武田の噴水へのリスペクトだろうか。手が洗えるようになっているが、手洗い用というわけでもないようだ。噴水の一種なのだろうか。

 ハス葉の水盤がよい形をしている。水を使ったランドスケープデザインとして秀逸だ。

親鸞聖人七百回大遠忌抱擁記念
昭和三十年十月

調進 京極佛具店
指導 工学博士 藤原儀一
設計 京極文一
元型 吉川雅允
鋳造 富山高博
仕上 江尻宗次郎
鋳助 松田伊三郎

石工 芳村(成)右衛門

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2017.06.21 西本願寺

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2017年6月 7日 (水)

関大第2学舎のステンドグラス

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 前から気になっていたステンドグラスを中から見てきた。階段室に色づいた光が躍っていて幻想的だった。ステンドグラスはそのものもきれいだが、それが床や壁に映り込んだようすが美しい。

 外から見たようすはこちら 関大第2学舎 ステンドグラスがあったよ

Img_9843 3階

 図柄は、3階は「ユリとヘルメスの杖」、2階は「ハトと天秤」に見える。ヘルメスの杖は商業、ユリは純潔の象徴だから商学を表すのか。天秤は正義の女神、ハトは平和の象徴だから法学を表わすのか。色ガラスのまわりに白と透明ガラスの格子を組んだあたりがなかなかよくできていて見飽きない。

 まわりを探したが説明は無かった。これだけの作品なのだからタイトルと作者名は入れてほしい。

Img_9842 2階
2017.06.03、関西大学

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