水彩スケッチ

2018年9月16日 (日)

ワクワクする土壁の家

 兵庫県北部の但馬地方は独特の土壁の発達している。土壁大好きの私にとってわくわくランドだ。これは思わず見とれてしまった土壁である。私の理想の建築そのものだ。

 右側が蔵で左側が作業場かなにかだ。2階の窓の左側の下が下張りになっているところが意匠的にとてもよい。元は資材を釣り降ろすための扉があったのだと思う。1階の引き戸の左側に郵便受けのついた巾の狭い板壁があるのもよくできている。土壁は横筋が掻いてあって、中塗りであることが分かる。中塗り最高である。


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2018.09.15/ワトソン紙ハガキサイズ、グラフィックペン0.3、固形透明水彩/兵庫県養父市関宮町中瀬

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2018年9月15日 (土)

但馬スケッチ会を再開した

 但馬スケッチ教室は8月は暑いので休んだが今日再開した。行き先は中瀬鉱山。昭和44年に閉山したが精錬所は今も稼働している。アンチモンという不燃材の素になる鉱物を精錬しているそうだ。くもり空だったのでしのぎやすかったが、おなかが空いていたのでスケッチに力がない。


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2018.09.15/ワトソン紙ハガキサイズ、グラフィックペン0.3、固形透明水彩/兵庫県養父市関宮町中瀬

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2018年9月13日 (木)

墨染発電所を描いた

 朝一番のロケ中に描いた。まだ寝ぼけているのと、ものすごく暑いのとで何を描いているのか分からなくなっている。そんな感じがよく出ている。自分と周辺環境の状態が如実に残るのがスケッチのおもしろいところだ。

 建物はとても興味深かった。大正3年というからごく初期の鉄筋コンクリートで屋上は鉄骨とかまぼこ状の床版の組み合わせだった。陸屋根はレンガ造時代に先に実用化されていたので、今回は壁もコンクリートにしてみましたという作品だ。水気の多いところなので試してみたのだと思うが、100年経ってもびくともしていないのがすごい。わたしは疏水建設を支えたもののうちのひとり、日比忠彦の作品ではないかと思っている。


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2018.09.03/ワトソン紙ハガキサイズ、グラフィックペン0.5、固形透明水彩/京都市伏見区

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2018年9月12日 (水)

明治12年のランプ小屋を描いた

 ロケのために中へ入れていただいたところ床もレンガ敷きで油が染み込んでいた。ランプ油の匂いがまだ残っている。もしランプを使っていたころの汽車に関わる人ならば、小屋に入ったとたん鼻につく油の匂いで当時のことを思い出すだろう。

 ランプ小屋は駅や汽車で使うランプと油を納めておくものだそうで、これがランプ小屋現存最古だそうだ。見たところ北側半分が無くなっている。半分だけでもよく残ったものだ。

 スケッチは暑さのために崩壊している。自分でもなにを描いているのか分からない。ランプ小屋のなかは灼熱で、わたしはすぐに逃げてきたが、カメラさんは20分ほど撮影なさっていた。プロはすごい。


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2018.09.03/ワトソン紙ハガキサイズ、グラフィックペン0.5、固形透明水彩/京都市伏見区、伏見稲荷駅

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2018年9月11日 (火)

カトリック伏見教会を描いた

 遠くからでも塔のよく見える大型の木造教会だ。丁寧にお使いになっているので見ていて気持ちがよい。

 今回、ロケのため初めて中へ入れていただいた。他のメリノール会支援の教会堂と同じ新興木構造かと思っていたが、もっと素直なトラスだった。左右に日本の木造小学校と同じ耐震用の頬杖があるので、これは日本人の設計ではないかと思った。1951年竣工。


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2018.09.03/ワトソン紙ハガキサイズ、グラフィックペン0.5、固形透明水彩/京都市伏見区

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2018年9月10日 (月)

井上治療院を描いた

 ロケで描いた。番組で使うので訪問した建物を全部描いている。ここは元は井上薬局で、石板製の看板はそうなっている。いまは二代目さんが整体鍼灸の治療院としてお使いになっている。改装に当たって極力元の形を残してらっしゃるのがすごい。

 絵はきのうご紹介した宝湯とほぼ同じだ。両方とも木造モルタル塗りの洗い出し仕上げなので表情が似ていることもあるが、それよりもこれが私のブームなのだ。空を塗るのも最近の傾向だ。

歪んだスケッチに絵の具をベタベタ厚塗りすると今までの自分になかった絵になるのでおもしろい。故鈴木喜一のスケッチの影響でもある。


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2018.09.03/ワトソン紙ハガキサイズ、グラフィックペン0.5、固形透明水彩/京都市伏見区深草

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2018年9月 9日 (日)

炎天下で宝湯さんを描いてみた

 ロケ中に描いた。暑かった。ものすごく暑かった。そんな絵になっている。宝湯のお母さんから古い話をいろいろ聞かせてもらって興味深かった。オーナーの昔語りも建物の魅力の一部だと思う(ここ大事)。


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2018.09.03/ワトソン紙ハガキサイズ、グラフィックペン0.5、固形透明水彩/京都市伏見区深草

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2018年9月 7日 (金)

御所の木を描いた

 建築学校の最後の授業は毎年スケッチ会にしている。天気も良かったので御所へ行った。植木屋さんがたくさん入って台風の後片付けをしていた。御所でのスケッチはもう3回目なので学生たちは思い思いに散っていく。1時間ほどすると描いたスケッチを持って戻ってくる。それに講評したり、その場で絵の具を使わせたりした。何度かスケッチ会をしていると如実に絵が変わる学生が一定数いるのがおもしろい。

 わたしは新しい木の描き方を試してみた。スケール感が出ないな。


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2018.09.06/スケッチブックA3、グラフィックペン0.5/京都御苑

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2018年9月 1日 (土)

京都駅でスケッチ教室をした

 雨だったので京都駅でスケッチした。ここはおもしろいのでまた来たい。ほんの1時間ほどだが夢中になれる時間を持てるのがありがたい。

 スケッチ教室は最初に私が実演をして、その後1時間ばかり各自で自由に描く。そして最後に必ず全員の講評を行うというスタイルで行っている。来月から第6期(10月‐1月)が始まる。日程が決まればお知らせします。


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2018.09.01/ワトソン紙ハガキサイズ、油性ネームペン、固形透明水彩/京都駅

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2018年8月25日 (土)

大池寺庭園がおもしろかった

 いつか見たいと思っていた。かみさんがどこか行きたいというので思い切って行ってきた。朝早かったせいか他に見学者がおらず小一時間ほどゆっくり庭を眺めて過ごすことができた。とてもおもしろい庭だった。

 写真で想像していたよりもっとコンパクトだった。見事な大刈込の造形が白砂に浮かぶようすはそれだけで美しい。大刈込とは植え込みを刈り込んで造形する手法のことだ。西洋のトピアリーと似ている。

 ここは禅寺なのでこの庭も禅問答の公案(問題)となっている。一応、海原の宝舟というのが答えとして用意されている。そう見えなくもないが、むしろ龍穴から浮かび顕れる龍の頭のように見える。ここは見るもののイメージ力を試すための場だ。見る者、見る時によって答えは変る。禅の庭はおもしろい。


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2018.08.26、滋賀県甲賀市水口町、大池寺

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