日記・コラム・つぶやき

2020年4月21日 (火)

ウイルスは生き物ではない

ウイルスは生き物でないと聞いた。ほんとだろうか。ウイルスはタンパク質の殻のなかにDNAが入っただけのもので、エネルギーを作り出す機能も細胞膜もないそうだ。まあ言ってみれば細胞のなかの細胞核だけを取り出したようなものだ。だから生き物というより生き物の部品といったほうがよいらしい。

ウイルスは人の細胞に寄生すると細胞を乗っ取って自分と同じものをコピーし始める。乗っ取られた細胞の表面から泡のように次々とウイルスを噴き出すらしい。どうやってコピーするのか、どうやって外へ出るのか、分からないことが多い。そもそもウイルスが生き物でないとしてそれはいったい何なのか。それも今もって謎だそうだ。

ウイルスは19世紀末に発見された。しかし電子顕微鏡でないと見えないほど小さいため研究は進まず進展をみせたのは1950年代以降だそうだ。ウイルスには有用な働きをするものがあることが分かり始めたのは最近のことらしい。もっとも知られているのは母体内で胎児を免疫からまもるウイルスだ。母体と胎児を結ぶ血管にリンパ球を通さない膜がありこれをウイルスが作っているそうだ。この機構は2000年に発見されウイルスが人と共存していることが分かった。

書評「ウイルスと地球生命、知られざるウイルスの役割」https://honz.jp/articles/-/11768

ワクチンは血中に抗体をつくるものだ。免疫とは抗体によってウイルスの増殖を抑える働きだ。ワクチンはウイルスと細菌の両方に効く。アビガンもワクチンで、これを飲むと血中にインフルエンザウイルス用の抗体ができる。これが新型コロナもキャッチするらしい。新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスは似ているのだろう。アビガンは妊婦には使えないというのは母体の有用ウイルスもキャッチするからかもしれない。

人はウイルスなしでは生きられない。人類の最初期から人体はウイルスと共存していたはずだからウイルスはなんらかの目的のために人体が生み出したものなのだろう。ウイルスがなぜあるのか、なにをしているのか、なぜ種を超えて感染するのか。そうしたこともいずれ分かるときがくるのだろうか。

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2020年4月11日 (土)

コロナ禍の現状と見通しについてのメモ(4)

まとめ
いま分かっていることはこれくらいだ。まとめると次のとおり。

1.ダイヤモンドプリンセス号の感染率18.7%、感染時の死亡率1%と同程度の状況になるだろう。
2.1918-1920年のスペイン風邪と似ている。感染率41.8%、感染時の死亡率1.69%。
3.ピークは6月半ばから7月下旬、終息は9月はじめから11月半ばとなる可能性がある。
4.半月遅れでアメリカの状況を追いかけているようだ。アメリカの現在を見れば半月後にどうなっているのか推定できるだろう。


あと気づいたことをいくつかメモしておく。

医療崩壊
医療崩壊がいつどこから始まるかはもう推定されているはずだ。普通に考えれば4月末に東京と大阪で同時に始まる。そのときのための野戦病院の確保がすでに始まっているはずだ。自衛隊への災害出動要請はすでに東京で行われた。

社会的隔離とは
アメリカの社会的隔離政策は次のとおり。
1.高齢者は自宅待機する。全員が在宅勤務する。学校は休校し自宅学習する。
2.旅行、買い物、社交的訪問はしない。介護施設や高齢者施設に近づかない。10人以上で集まることやバー、レストラン、フードコート、体育館の利用をしない。人ごみを避ける。
3.同居家族に陽性患者が発生した場合、全員が自宅待機する。

とくにミレニアム世代と呼ばれる若年層が感染しながらも無症状のため歩き回り感染拡大の原因となっていると指摘されている。

人工呼吸器は単なる酸素マスクではない
呼吸困難者のために鼻から管を通して酸素を送る機械のことで酸素マスクとは別物だ。機械の台数と操作できるものの数が限られている。

新薬アビガン
インフルエンザ用の治療薬でコロナにも効くとされている。3月に認可され投与が始まっている。副作用のため妊婦には使えない。
医薬品情報アビガン https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00066852

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2020年4月10日 (金)

コロナ禍の現状と見通しについてのメモ(3)

4.インフルエンザの流行曲線との類似

感染症サーベイランスシステム、インフルエンザの流行状況2018年第35週現在
https://www.idsi-net.org/flu/flu2017-.html

20週~30週で終息か?
インフルエンザの感染者数グラフは毎年同じようなグラフになる。拡大期からおよそ20週から30週で終息するようだ。各国の終息予測はこのグラフを使っているらしい。アメリカはコロナ終息を7~8月かそれ以降と見通しを立てている。3月なかばに拡大期に入ったのだから20週で8月なかば、30週で11月はじめとなる。日本では早めの終息が予想されていたが3月連休後に東京で感染爆発が起こったので見通しが狂った。まだ次の予想はたっていない。インフルエンザと同じなら9月はじめから11月なかばの終息となるだろう。

ちなみにスペイン風邪は3期にわたって流行したが、いずれも6か月で終息している。24週なのでインフルエンザの標準的な流行と同じだ。新型であっても旧来の感染症と似るのであろう。


5.アメリカの予測

ピークはいつか
大統領は4月なかばがピークと言ったが、それはちょっと早い気がする。コロナがインフルエンザと同じ曲線をたどるならピークは10週~15週目、つまり6月はじめから7月なかばとなるだろう。

BBC、トランプ氏、新型ウイルス拡大は「夏まで続く」2020.03.17
https://www.bbc.com/japanese/51907434
BBC、トランプ氏、新型ウイルス対策の行動制限を延長2020.03.30
https://www.bbc.com/japanese/52087589

アメリカは社会的隔離が成功しても死者が10万から20万になると予測した。

CNN3/30国立アレルギー感染研究所による発表
https://www.cnn.co.jp/usa/35151539.html

ダイヤモンドプリンセスでの感染率18.7%、死亡率1%をアメリカ人口3.2億人に当てはめると感染者5984万人、死亡59万人となる。アメリカの予測が低い理由は分からない。ちなみにスペイン風邪では50万人が亡くなっている。当時の人口は1億人程度だった。日本での感染率41.8%、死亡率1.69%を当てはめると70.6万人の死亡となる。それよりも3割ほど数字が小さいが桁は同じなので統計上の上限と下限の違いなのかも知れない。

(つづく)

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2020年4月 9日 (木)

コロナ禍の現状と見通しについてのメモ(2)

あまり需要はないようだが続きを書いておく。

3.インフルエンザの感染率と死亡率

一昨年のインフルエンザは大流行だったらしい。
国立感染症研究所「インフルエンザ2017/18シーズン」
https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-m/flu-iasrtpc/8422-465t.html
厚労所人口動態調査https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/81-1.html

感染率17.5%、死亡率0.015%
感染推定者数2249万人、入院患者20584名、死亡3367名(2017.11-2018.6)だった。
日本人口1.28億人として感染率17.5%、感染時の死亡率0.015%

コロナの重症化率は3.7%(インフルエンザ0.09%)
感染率はクルーズ船の18.7%と似ている。違うのは死亡率はコロナのほうが圧倒的に高い。死亡率が高いということは重症化するものが多いということでもある。先のデータによればダイヤモンドプリンセス号の陽性患者696名のうち19名が人工呼吸器の必要な重症患者だとある。これに死亡7名を加えて26名が重症化したわけだ。重症化率は3.7%である。

つづく

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2020年4月 8日 (水)

コロナ禍の現状と見通しについてのメモ

ネット上をさまざまな言説が飛び交って落ち着かない。巧妙なデマが含まれているのでたちが悪い。現状と今後の見通しについて分かっていることをメモしておきたい。

1.感染率と死亡率
これはダイヤモンドプリンセス号のデータがもっとも確実だと思う。
新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和2年3月11日版)

感染率18.7%、感染時の死亡率1%
2/3に着岸し3/1に全員下船するまで3711名の乗員乗客のうち696名がPCR検査で陽性となり3/10現在で7名が死亡した。PCR検査は誤差が大きいと言われるので696名をそのまま感染者数とするわけにはいかない。しかし誤差は数%から50%までさまざまに言われていて判断しかねる。ダイヤモンドプリンセスでは誤差は無視できると仮定して話を進める。その場合感染率は18.7%、感染時の死亡率は1%となる。

4/8現在死者は11名に増えていているが、この数字は増え続けるだろうからここでは3/10の1%を死亡率と話を進めたい。

2.スペイン風邪との類似
ウイッキに概要がある。出典は内務省の報告書らしい。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』スペイン風邪

感染率41.8%、死亡率1.69%
当時は第1次世界大戦中だった。1918年春にアメリカで発生したスペイン風邪はアメリカ軍のヨーロッパ上陸によって拡大したようだ。日本では1918年10月から1919年3月、1919年12月から1920年3月、1920年12月から1920年3月の3波にわたって流行した。人工5500万人のうち2300万人が感染し39万人が死亡したとされる。感染率41.8%、死亡率1.69%である。

クルーズ船のデータとそれほど離れていない。感染率18.7%、感染時の死亡率1%はそうおかしな数字でもないことが分かる。

長くなったので続きは明日。

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2020年4月 7日 (火)

さくら咲く

もうそろそろ散り始めているがまだ満開のところも多い。コロナ禍のさなかで公然とめでるのをはばかる風潮がある。毎年にぎわう駅前の桜並木も無人だ。咲き乱れながら人がひとりもいない風景には終末的で壮絶な美しさがただよう。

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2020.04.02、西向日駅前

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2020年2月16日 (日)

自分が天然バカであることに気づいたのはいつか

そのころわたしはJR環状線のすぐ横にある製図学校の講師をしていた。朝9時ごろから始まって夕方5時ごろまで授業がある。受講生はみんな社会人なので授業が終わったあとみんなで飲みにいっていた。もちろんわたしが連れていくのではない。同時に3クラス開講していたので、そのチーフ格の林先生が連れていてくれるのに受講生と一緒に着いていくのだ。

それは2007年の10月のことだった。

環状線の高架沿いの道を歩きながらわたしは林先生にギャグをかましていた。

わたし「林先生ってギターしてたんですよね。そういえば今日の授業でギタリストの名前が出てましたね。エリック・クリプトン?」
はやし「それは電球の名前だよ!」
わたし「なんだか微生物の名前のような」
はやし「それはプランクトン!」

打てば響くようなつっこみにわたしはしびれていた。

このあとだった。信号待ちしながらわたしは自分のクラスの受講性のひとりについてぼやいたのだ。

わたし「それにしてもM君の天然ぶりには困ったものです」

わたしは「そうだよな」という同意の言葉をもらえると思っていた。
しかし林先生は苦笑しながら、しかも即材にこう答えたのだ。

はやし「ははは、俺は君のほうがよっぽど天然やと思うで」
わたし(うわっ! なにそれ! 天然ちゃうで!)
信号音(ピッポ―、ピッポ―)

一瞬頭のなかが真っ白になったが、でも図星かも。
自分が天然だと思ったこともなかったが、
言われてみれば確かにそうかも知れない。

(わー、知らなかったー、どうしよー!)

どうしようもなく今も生きている。
わたしは天然バカです。

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2020年2月15日 (土)

犬の話(4)

 犬の話を続けよう(需要があるようなので)。

 わたしが五郎六郎と名付けた犬がいる。黒白まだらのフレンチブルドックだ。体調は50センチくらい。これが2頭いる。五郎六郎という鎌倉時代の武士のような名前だが、どちらかが五郎でどちらかが六郎なのだ。でもまったく見分けがつかないので五郎六郎とまとめて呼んでいる。
 彼らのお父さんは痩せた中年男性でいつも家の前のガレージで黒いワンボックスカーと犬を洗っている。このとき五郎六郎はリードが外されていることが多い。舌をベロベロ垂らしながらさほど広くもない道を縦横に駆け回りながらかわるがわるにホースの水に飛び込んでいる。犬は水が嫌いだと思っていたがそうでもないらしい。
 あるとき自転車で通りかかるとちょうど車と犬を洗っているところだった。小さな五郎六郎が元気いっぱい跳ねまわっている姿を見ると私はとてもうれしくなる。自転車の速度を落としてゆっくり眺める。そのときワンボックスカーのバックドアが開いていた。な、なんとそこに五郎六郎とそっくりな犬がもう1頭座っていたのだ。

(え、なんで?)

 私は振り返りながらもう一度犬の数を数えてみた。やっぱり3頭いる。

(ほんまかいな、それじゃあ五郎六郎七郎じゃないか!)

 わたしは多少混乱しながら通り過ぎた。しかしである。あれ以来3頭一緒にいるところを私は見たことがない。いつも2頭だ。あれは単なる見間違いだったのか、それとも幻影だったのか。今でも謎である。

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2020年2月 3日 (月)

「ら」抜き言葉と大阪弁

 「ら」抜き言葉について気づいたことがあるのでメモしておく。

 大阪弁はもともと「ら」抜きだ。「見られない」と「見れへん」、「寝られない」を「寝れへん」、「食べられない」「食べれへん」という(「へん」は「ない」という意味)。いずれも「ら」が抜けている。

 島田荘司の「ら抜き言葉殺人事件」が1991年なのでその少し前に「ら抜き言葉」という用語が生まれたのだろう。国語審議会の答申かなにかだったのかも知れない。いずれにしても「ら」抜きは乱れた国語として登場した。それを聞いたころは確かにそれは誤用であり言葉は正しく使うべきだと私も思った。そう思って言いもし書きもしてきた。しかしそれはあくまでオフィシャルな場での共通日本語としてであって、関西人のわたしは日常会話においては無意識にら抜きを使ってきたわけだ。はたして本当にら抜きは乱れた国語なのだろうか。

 大阪が都市化した江戸時代前半に各地の言葉が混じりあって大阪弁が成立した。ら抜き言葉はもともとはどこかの方言であったのかも知れないが、そのとき「ら」抜き言葉が大阪弁の重要な要素として取り込まれたのだろう。戦後、関西芸人のテレビ進出によって大阪弁が全国にまき散らされた結果、「ら」抜き言葉が全国規模で蔓延するようになったのだと思う。

 ウイッキによれば「ら」抜き言葉を日本語の乱れとする考えには異論があるようだ。異論の理由のひとつはそうした方言があること。ウイッキには中国四国地方とあるが関西弁も含めてけっこう広く使われているのではなかろうか。もうひとつの理由は、たとえば「見られる」と言えば受け身、尊敬、可能の3つの意味にとれるが「見れる」とい言えば可能に限定できることだ。江戸時代の初期には受け身、尊敬、可能から可能が独立する言葉の変化が見られるらしい。だから「ら」抜きは単なる誤用ではなく合理的な言葉の変化と考えたほうがよろしいと異論はいう。

 大阪弁は各地の言葉が飛び交うなかで共通語として発達したものだろう。そこに「ら」抜き言葉があるならそれは日本語の乱れというよりも先駆的な共通語の用法と考えたほうがよいのではないかと思う。

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2020年1月29日 (水)

【石橋スケッチ】商店街の南口

 北口が赤い橋だからだろうか。商店街のどの入り口も「赤」が使われていて描きにくい。赤は思考停止の色だからスケッチといえども使うのはためらわれる。まあ賑やかでいいか。これで30分くらい。

円満字スケッチ展・石橋を描く
2020年3月26(木)ー30(月)、2(木)ー5(日)
http://www.tukitanu.net/2020/01/post-de80d9.html

200118_20200130084401
2020.01.18/マルマンスケッチブックA4、グラフィックペン0.5、固形透明水彩/大阪府池田市石橋

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