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2026年5月

2026年5月31日 (日)

大同生命大阪本社ビル(1993)

30年もたつと見慣れてくるものだ。これはこれでおもしろいかもしれない。2階ホールを公開しているそうなので今度行ってくる。

「大阪ビル景」によれば、日建設計・一粒社ヴォーリズ建築事務所設計、竹中・大林・大成・清水・村本・錢高JV施工。

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2026.05.30、大阪市西区

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2026年5月29日 (金)

柏原(かいばら)駅の刻印レール

柏原駅のホーム上屋もレールでできていた。刻印は「CARNEGIE 1905」ではないか。Y字柱の流れるような曲線がきれいだ。レールどうしをリベットではなくボルトで締めているので戦後のものだと思う。国鉄時代のレール建築は美しいものが多いが、いつごろまで作っていたのだろう。

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2026.05.16、福知山線柏原駅

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2026年5月28日 (木)

古市場公民館

シンプルで美しい。側面に袖壁がついているので木製トラス組みの新興木構造だろう。珍しい。側面に合わせて正面にも袖壁を並べて列柱風にしているので神殿のような毅然とした美しさがある。戦後のものだと思うが詳細不詳。

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2026.05.16、兵庫県丹波市柏原

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2026年5月27日 (水)

福知山線柏原(かいばら)駅の跨線橋(1915)

旧態をよく保存している。鋳鉄製の柱がとてもよい。刻印を探したところ新設手摺の取り付けカバーの下から「製作所」とだけ見えた。近代建築Watchによれば「鉄道院、大正四年二月、東京月島機械製作所」とあるらしい。手すりを取り付けるにしても刻印は隠さないでください、お願いだから。

福知山線柏原駅跨線橋(近代建築Watch) https://hardcandy.exblog.jp/17517799/

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2026.05.16、兵庫県丹波市柏原

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2026年5月26日 (火)

東華菜館のドア枠(1926)

始めて気が付いた。この部屋だけドア枠にギザギザ模様が付いている。天井と壁の境い目もほかの部屋より凝っている。東華菜館は行くたびに発見がある。とても楽しい。

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2026.05.21、京都市下京区

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2026年5月25日 (月)

東華菜館の天井(1926)

天井がきれいなのは下から見あげたときにきれいに見える工夫だと思う。実際、夕暮れ時にみると暖かな明かりに照らされた色とりどりの天井がきれいに見える。

梁下の模様は板をグラインダーで削ったものに見える。塗装したのちに梁下に貼りこんだのだろう。平天井のギザギザは5ミリほどの段になっている。これは板ではなくプラスターの重ね塗りのようだ。ここの天井は左官と木工との共同作品なのだ。

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2026.05.21、京都市下京区

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2026年5月24日 (日)

天空の庭園・兼六園(3)時雨亭

江戸時代の座敷を1990年に復元した。4つの座敷の欄間がすべて障子となっているのがおもしろい。おそらく雪明りを取り込むための工夫だろう。谷口吉郎の「雪明り日記」の雪明りとはこのことかと思った。

縁側は軒庇が深く、その先端に「御囲い」という雨戸が入っている。その雨戸にも明り取りがついていた。雪国らしい工夫だ。低い軒先が切り取る庭園の景色も美しい。

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2026.05.09、金沢市

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2026年5月22日 (金)

天空の庭園・兼六園(2)ことじ灯籠


有名なことじ灯籠は思っていたより小さかった。実物を見て気が付いたが火袋が六角形だ。五行説では6は水気を指す。つまりここが水源地であることを示す灯篭なのだろう。兼六園の水源はこの灯籠のすぐ横にあった。辰巳用水がサイフォンの原理で噴き上がる井戸だった(今はどうなっているのか知らない )。

ことじ灯籠の横にトラ石がある。半分が木に飲み込まれながらも咆哮している。トラは金気を示す。金気は水気を生むので、水源地を盛り立てるのがトラ石の役目なのだろう。

全体像がまだよくわからないのだが、水源地から3筋の水路に分かれているらしい。一つ目の水路を渡る石の橋が六角形だった。こんな分かりやすいことってあるだろうか。水源地は「水」の象徴であふれている。

そう考えてくると兼六園の「六」も水気を示すのではないかとも思えてくる。兼六の意味については古典籍に基づいたもっともらしい説明があるが、「兼六園」を揮毫した松平定信が兼六ってなに? と尋ねたくらいだから当て字なのだろう。では兼はなにか。

これは易経の地山謙だろう、というのが今のところの推理である。この庭園は天空にあるのだから天沢履(てんたくり)の易を実現している。易によれば、天の下に沢(庭園)のある構成は「履(り)」という結果をもたらすのだ。「履」はトラの尾を踏んでも大丈夫というオールマイティなかたちである。トラ石もここからの連想で据えられたのかもしれない。

一方、庭園を一枚の地平(世界)と見れば山の上に地があるので地山謙のかたちとなる。地山謙は天沢履と同じくらいよく使われる縁起のよいかたちで、易経では「すべては順調、君子は有終の美をかざる」と解説する。兼六園という名前は地山謙のかたちを通して金沢の地の悠久の平和を願う予祝なのではないか。

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2026.05.09、金沢市

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2026年5月20日 (水)

天空の庭園・兼六園

初めて訪れた。山上の庭園だとは知らなかったので驚いた。平たい庭園という先入観があったがそれは大間違い。山上を大規模にひな壇造成して、ふんだんに水を流し落としている。段は瀧や急流となり、涼やかな水しぶきをあげていた。これほど立体的な庭園を見たことがない。

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2026.05.09、金沢市

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2026年5月19日 (火)

アルミ製のドーム(2005)

鼓門よりドームに注目だ。これがアルミ製だとは知らなかった。アルミ製の立体トラスとしては国内最大だそうだ。積雪対策としての軽量化が目的なのだろうが風圧による変形に耐えられるか。

頂上の黒いリングに張られたワイヤー群がドームを内側から引っ張って補強している。やはり軽すぎるのではないか。アルケンの記事によれば白江龍三の設計。

https://www.aluken.com/articles/detail.php?ATID=61

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2026.05.10、金沢駅

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2026年5月18日 (月)

京都駅0番ホーム

ホームにせり出した大庇が本磨き仕上げの壁に写っていた。よく写っているので、左右どちらが虚像か分からないくらいだ。

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2026.05.09、京都駅

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百万石を行く・石黒ビル(1926)

武田五一設計。島津製作所(1927 )とよく似る。注目すべきは2階と3階の窓のあいだに貼られたタイル状のもの。凹凸があるので織物風に見えて美しい。京大時計台(1925)玄関のテラコッタに似る。

1階のタイルも当時のものだろう。イモ目地に貼るのが武田っぽい。武田はイモ目地(タテヨコの目地が通る)を1922年の京大建築学教室で試した。

イモ目地は乾式工法によりタイルの寸法精度が格段によくなったことで、初めてきれいに施工できるようになった。タイル開発に関わった武田だからこそできる目地なのだ。

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2026.05.10、金沢市尾張町

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2026年5月16日 (土)

百万石を行く・木造洋館

詳細不詳ながら、なかなか良い洋館だ。結構古いものに見えるが、ほぼ原形をとどめている。メンテナンスがよいことを示す。大切になさっているのだろう。学校のような建築だが、なにかの事務所だろうか。隣接する和館に望楼があるのもおもしろい。

ちなみに望楼を載せた和館は百万石通りだけでもいくつかあった。なにを眺めるためのものだろうか。どういう文化があるのだろう。

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2026.05.10、金沢市尾張町

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2026年5月15日 (金)

百万石を行く・石川県立町民文化館(1907)

 一歩足を踏み入れたとき、うわーと声が出た。インテリアは明治時代のままなのだ。天井だけでなく窓も木製のままである。カウンター天板も客だまり床仕上げも人造石研ぎ出しなのが珍しい。これらも建築当初のものなのか。

尾張町商店街のHPによれば、昭和51年に県に寄贈される前は北陸銀行尾張町支店として使われていたそうだ。明治のインテリアのまま営業していたのだろうか。

照明器具は復元だと思う。ということはある程度、復元が混じっているのだろう。でもほどよく古びているので、ほとんどはオリジナルではないか。金沢の件大建築のなかで、もっとも不思議な場所である。


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2026.05.10、金沢市尾張町

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2026年5月14日 (木)

百万石を行く・旧田上医院(1932)

今回は存在確認だけで、これ以上近づいていない。たしか入口まわりのタイルがよかったのを覚えている。金沢市の指定文化財となっているそうだ。いつか中を拝見したい。

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2026.05.10、金沢市尾張町

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2026年5月13日 (水)

百万石を行く・ギャラリー三田(1930)

ここは以前訪ねたことがあった。いつ見ても見事な装飾だ。玄関から2階バルコニーまで一体化してバロック風に仕上げている。スクラッチタイルの外壁がその意匠を引き立てている。百万石通り1番の名建築である。

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2026.05.10、金沢市尾張町

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2026年5月12日 (火)

百万石を行く・金沢文芸館(1929)

特徴的な頭が見えたので近寄ってみると、こんなかわいいビルがあった。角の丸い塔のような建築だ。おもしろすぎる。文化遺産オンラインによれば清水組の設計施工による旧石川銀行橋場支店。

近江町市場のある武蔵から橋場交差点までの百万石通りかいわいは近代建築の宝庫だ。部分的には知ってはいたが、これほど遺っていたとは知らなかった。探せばもっとあるだろう。メモがわりに紹介しておく。

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2026.05.10、金沢市尾張町

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2026年5月11日 (月)

金沢の石黒ビルをスケッチした

金沢へ行ったので、武田五一設計の石黒ビルをスケッチした。見るのも初めてある。軒下の飾りなどフォーチュンガーデン京都にそっくりだ。左側面に見たこともないタイルが一部に残っていて「おおっ!」となった。来てよかった。

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2026.05.10/ヴァフアール水彩紙粗目F4、グラフィックペン0.5、固形透明水彩/金沢市片町

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2026年5月 9日 (土)

大型コンテナ船のような京都駅

高倉通り跨線橋まで来ると、京都駅の全貌が見える。こうやって遠目で見れば大型コンテナ船のようだ。これだけ大規模で多様な機能をもつ建物をひとつのイメージでまとめるのすごいと思う。さすが原さんだ。

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2026.05.05、京都市下京区

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2026年5月 8日 (金)

神戸新港Q2上屋(1932)

神戸建築祭でQ2上屋の見学会のガイドを務めた。ここからだと長いプラットフォームを描くことができる。特急汽車が停まっているのが目に見えるようだ。

鉄筋コンクリート造りかと思っていたが、基本的には鉄骨造りだった。外壁と3階建ての中央部の鉄骨は鉄筋コンクリートで巻かれている。全体を軽くすることで地震に備えた

第1から第3突堤までの上屋(突堤上の倉庫)は液状化によって建物が傾斜したが、第4から第5突堤の上屋はQ2も含めて大きな変形はなかった。おそらく関東大震災以後の上屋には、なんらかの液状化対策が施されていたのだろう。それが功を奏して変形が軽減されたと考えうる。耐震建築として貴重な事例である。詳しく調べてみたい。

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2026.05.06/ヴァフアール水彩紙粗目F4、グラフィックペン0.5、固形透明水彩/神戸市中央区

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2026年5月 6日 (水)

名栗(なぐり)仕上げの塀があった

名栗仕上げの塀があった。とてもきれいだ。門扉も同じ名栗仕上げだ。とてもきれい。門を支える柱や梁も名栗仕上げなのにはさすがに驚く。刻まれた名栗が木肌に落とす影のおかげで輪郭がぼやけて柔らかい感じに仕上る。さすがである。

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2026.4.28、京都市左京区

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2026年5月 5日 (火)

JR摂津富田駅の跨線(こせん)橋

レール造りの跨線橋があった。階段が3つもあるので迫力がある。松下の工場通勤用としてホームをひとつ増やしたらしい。レール材を自在に組んだ丁寧な鍛冶屋仕事と木造による内装の取り合わせが美しい。現在使用禁止。

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2026.05.04、大阪府高槻市

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2026年5月 4日 (月)

南座の階段

南座は外壁保存だと思いこんでいた。先日見学会に参加したところ、中はほぼ残っているのを現認。ただし仕上げが新しくなっていて、どこが古いのか分かりにくい状態。この東側階段の手すりは元のまま。法相華模様のブロンズ製飾り格子とテラゾーブロックの取り合わせが美しいこと。

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2026.04.30、京都市東山区、南座

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2026年5月 2日 (土)

神大ディテール(10)ステンドグラス

講堂には見事なアーチが幾重にも張り渡されて美しい。天井の中央には明り取りを兼ねたスタンドグラスがはめこまれていて見飽きない。10枚のステンドグラスでワンセットだが、種類は長短の2種類しかない。向きを変えることでリズミカルな模様を作り出している。ただものではない。

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2026.04.18、神戸市灘区、六甲台本館(1932)

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2026年5月 1日 (金)

5/5(火)京都七条通りツアー残り5名募集中

七条通りコースは、富士ラビットのプロペラのレリーフが何を示すのかという謎解きと、伝道院の和洋インド式の分析などご紹介する。伝道院南側が駐車場になったので、いまなら南面を堪能できるという特典もある。中へは入らず通りから眺めるツアーではあるが、きっと楽しい。ぜひご応募あれ。

https://maimai-tour.jp/event/ky26b2700/

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