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2026年4月

2026年4月30日 (木)

神大ディテール(9)廊下の端の飾り格子

暗い廊下の突き当りにアーチ型の欄間のある出入口がある。そこから漏れる緑色の光が廊下の床をかすかに照らす。出入口に近づくにつれて冷たく沈んだ廊下の空気が次第に温かみを増す。まじかで見るランマ飾りはブロンズ製だった。すばらしき。

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2026.04.18、神戸市灘区、六甲台本館(1932)

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2026年4月29日 (水)

神大ディテール(8)見たことのないスクラッチタイル

スクラッチタイルと呼んでよいのかさえ分からない。タテ筋の両側にひきずった跡がある。スクラッチタイルは櫛のような道具で模様を入れるが、これは割りばしほどの太さのものでひっかくのだろうか。この名付け得ぬタイルが全館を包み込み、やわらかで静謐な印象を作り上げている。

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2026.04.18、神戸市灘区、六甲台本館(1932)

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2026年4月28日 (火)

神大ディテール(7)白い大理石を曲げる

白い大理石で仕上げられた手摺壁は、すこしの違和感もなく滑るように方向を変えていく。見事な職人技である。手摺壁を見上げたところも滑らかな仕上がりで美しい。神戸の石工さんはすごい。

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2026.04.18、神戸市灘区、六甲台本館(1932)

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2026年4月27日 (月)

【大人の学びなおし大学】街を巡るように学ぶ、文化的建物の魅力探訪

6月から大阪府枚方市香里園のカルチャーハウスで座学を始める。近代建築の見どころ解説のスライドショー。応募が少なければ開講されない。講義料のほかに年会費が必要(3年で6000円らしい)。

https://culture-house.com/course/69e9cff57ebb2c0026a27962

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2026年4月26日 (日)

神大ディテール(6)風除室のタイルたち

風よけ室は、壁のベージュの布目タイルと床のブラウンの布目タイルを合わせている。受付のアーチ縁だけは見たこともない窯変タイルで飾っていた。いずれもよくできたタイルなので、タイルマニアとしては立ち去りがたい。

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2026.04.18、神戸市灘区、六甲台本館(1932)

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2026年4月25日 (土)

神大ディテール(5)整列する円柱たち

おもろいなぁ。どこから見ても楽しすぎる。照明器具の配置もスタイリッシュなんだよな。ここから見ると円柱のデカさと床モザイクの細かさの対比が天才的である。設計は文部省営繕課とあるが、一体どなたの設計なのだろう。

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2026.04.18、神戸市灘区、六甲台本館(1932)

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2026年4月24日 (金)

神大ディテール(4)廊下の謎タイル

廊下がまたすごい。壁のタイルは特注だろう。網目の乱調模様がおもしろい。不思議なのは1枚ずつ模様の切れ目がずれていることだ。どういうこと? 1932年の段階で湿式タイルを手作りで作るだろうか? 表面には茶色い斑点が浮いている。これもどうやって作るの? 

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2026.04.18、神戸市灘区、六甲台本館(1932)

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2026年4月23日 (木)

神大ディテール(3)円柱の可能性

正面階段を守る衛兵かのように円柱が並ぶ。こいつらが立っているおかげで階段ホールの空気がきりっと締まっている。正面階段という主役を円柱という脇役が引き立てているわけだ。感動的ですらある。

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2026.04.18、神戸市灘区、六甲台本館(1932)

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2026年4月22日 (水)

神大ディテール(2)モザイクタイルのチェック柄の可能性

ホールは4枚1組だが階段では1枚ずつだ。階段は4枚組だと割り切れないのでこうしたのだろうが、結果的に階段では繊細なチェック柄を楽しむことができる。

階段を上るときには床を見ているし、ホールよりも階段のほうがタイルが目に近くなるからだ。温かみのあるベージュ系の色使いもセンスがたいへんよろしい。

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2026.04.18、神戸市灘区、六甲台本館(1932)

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2026年4月21日 (火)

神大ディテール(1)タイルと照明

タイルの使いかたがうまい。それを背景として、薄暗がりのなかに半球形の照明が命あるもののように灯っている。小さな宇宙がここにある。

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2026.04.18、神戸市灘区、六甲台本館(1932)

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2026年4月20日 (月)

建築知識5月号が出た

11人の監修者による京都特集。わたしは4項目担当した。5月2日(土)に発売記念のトークショーを京都の丸善で開く。わたしは30分ほどスライドショーをするつもり。20名しか入れないので要予約。

『建築知識5月号 京都の建物と街並み詳説絵巻』刊行記念トークイベント&サイン会開催!!
https://www.xknowledge.co.jp/information/article/kc202605_event

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2026年4月18日 (土)

CHスケッチ教室ー天満橋

クスノキの新緑がきれいだったので、天満橋北詰の公園で描いた。お天気がよくて気持ちよく描けた。2時間があっという間だった。写真はアメリカ人の観光客が覗き込んでさかんになにか言っているところ。

お散歩感覚で 近代建築スケッチ https://culture-house.com/course/61e4c7e8a9defb00291ef6a2 

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2026.04.16、大阪市北区

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2026年4月17日 (金)

国際劇場(1930、元大阪南陽演舞場)

増田清の国際劇場が閉館するというのでスケッチしてきた。竣工当時の姿がよく残っている。増田清は鉄筋コンクリート造の先駆者で三木楽器(心斎橋)や顕道会館(京都)などで知られる。

増田の設計した広島市役所(1928、地下室の実現存)は原爆でも壊れなかった。なぜ壊れなかったのか占領軍が徹底的に調べたそうだ。もちろん結果は公表されていないが、おそらく関東大震災級の地震に耐えるようなんらかの工夫がなされているのだと思う。そうした先人の知恵はぜひとも調べておきたい。

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2026.04.14/ヴァフアール水彩紙粗目F4、グラフィックペン0.5、固形透明水彩/大阪市浪速区

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2026年4月16日 (木)

明治村近くのコルゲートハウス

明治村行きのバスから見える。「ヴィーチェ」というイタリア料理店らしい。コルゲートハウスに入ったことがないので、ぜひ中を拝見したい。

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2026.04.12、愛知県犬山市

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2026年4月15日 (水)

明治12年のステンドグラス

時間と天気に恵まれて七色の光を体験できた。とてもきれいだ。2枚目の写真も窓枠に色が映っているのがお分かりだろうか。ステンドグラスはそのものも美しいが、それが床や壁に映り込むようすこそ奇跡的に美しい。

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2026.04.12、愛知県犬山市、明治村

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2026年4月14日 (火)

宇治山田郵便局(1909)

なんとまあ10分割している。だからシャンデリアの電灯が5つなのか。逓信省設計なので五行説に従ったわけでもあるまい。調べてみたら、建物の立っていた角地の角度が70度くらいだったらしい。

この郵便局は角に円形ホールを配置し両翼を伸ばす平面だ。360/70=5.14なのでホールを5等分すればうまく納まる、というわけである。今度行ったら本当にうまく納まっているのか確かめてみる。

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2026.04.12、愛知県犬山市、明治村

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2026年4月13日 (月)

名古屋駅北通路のタイル(1937)

北通路に古いタイルがあった。高架駅開業当時のものだとすれば1937年。ベージュ色の優しい色合いだ。よいタイルである。写真2にあるようなグレーがかったのは後補かもしれない。これはこれで味わい深い。

カーブはちゃんと役物を使っている。目地はタテはほぼ突きつけでヨコは少し太く通して水平感を強調している。

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2026.04.12、名古屋市

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2026年4月12日 (日)

5/2(土)1400京都丸善でトークイベントに出演

「建築知識」5月号の京都特集の11人の監修者のひとりとして出版記念イベントに参加する。サイン会のようなものらしい。

https://x.com/maruzenkyoto/status/2042422315464454330

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樽見の大桜をスケッチした

ぬかるむ山道を抜けて元桑畑だった空地のなかにあった。想像していたよりも優し気な古木だった。今でも10メートルほどはあろうが、元はこの3倍はあったろう。戦後、枯れかけたところを樹木医さんが再生なさったそうだ。おかげでこうして会えた。ありがとう。

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2026.04.11/ヴァフアール水彩紙粗目F4、グラフィックペン0.5、固形透明水彩/兵庫県養父市

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2026年4月11日 (土)

トラの鬼瓦

下屋の上り棟のてっぺんにいた。自宅の近所なのに初めて気づいた。獅子かと思ったが、竹をかかえているのでトラだろう。悪い顔で笑っていてかわいらしい。どこで焼いたものだろうか。

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2025.04.05、京都府向日市

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2026年4月10日 (金)

上京教会(1920)

教会のHPによれば1920年建築。この左奥に烏丸通りに面した入り口がある。入り口まわりは戦後のものなので建物が古いことは分からない。何度も改修を重ねてていねいにお使いになっている。中を拝見したい。近代化遺産リスト未掲載。

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2026.04.08、京都市上京区

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2026年4月 9日 (木)

河原町七条の洋館建て店舗

河原町通りと七条通りの交差点にある。軒飾りの左官仕上げが凝っている。タイルは昭和初期のバリ土タイルのように見える。久しぶりに通りがかったので存在確認した。

「京都市電物語」によれば河原町通り五条-七条間の開通が昭和2年とあるので、そのころの建物ではなかろうか。

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2026.03.28、京都市下京区

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2026年4月 8日 (水)

七条新地のカフェー建築

七条新地は戦後「五条楽園」と呼ばれた風俗街として名を馳せたが、戦前は祇園や先斗町と同じような花街として栄えていた。今残る昭和初期の建物群はそのころの名残である。

七条新地はほとんどが町家造りのお茶屋(待合茶屋)建築だが、そのなかに混じる洋風建物が目をひく。これは待合茶屋ではなくカフェーではないか。
 
昭和初期の待合茶屋は風俗斡旋および貸し席業であり、カフェーはいまのキャバクラと同じ業態だったように思う。国際様式をまねながら、タイルやステンドグラスで飾る「当世風」意匠は、実は当時の職人芸の極致であり見逃せない。

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2026.03.28、京都市下京区

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2026年4月 7日 (火)

七条新地の大型木造建築

けっこうでかい。しかも高級だ。2階に座敷が4つ並ぶ。揚屋だったのではないか。見たところ昭和初期。1階ランマはひし形の格子、2階ランマは井桁にタテ格子とシンプルでモダンだ。1階庇が銅板張りなのも軽やかでよい。詳細不詳。

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2026.03.28、京都市下京区

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2026年4月 6日 (月)

豆タイルここにあり

こういう指先くらいの大きさのごく小さいモザイクタイルってたまにある。というか、ほとんど見ない。珍しい。涼やかな空色の豆タイル、ここにあり。

というか、こういうタイル柱は既製品ではないのか。そういう話は聞いたことがないが、こうした既製品があれば楽しかろうと思う。

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2026.03.28、京都市下京区

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2026年4月 5日 (日)

東華菜館(1926)

やっぱり東華菜館の塔は良きかな。青い空を背にしてまことに麗しいではないか。

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2026.04.03、京都市下京区

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2026年4月 4日 (土)

榎橋(1925)

「京都市管理橋りょう一覧」によればPC橋とある。この場合のPCとはプレストレスト・コンクリートの略だろう。プレは「前もって」で、ストレストは「圧力を加えた」だ。普通はコンクリートに仕込んだワイヤーを引っ張って圧力をかけるが、アーチの場合はどうやるのだろう。それともPCはプレキャスト・コンクリートの略で工場生産品ということだろうか。

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2026.03.28、京都市下京区

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2026年4月 3日 (金)

六軒橋(1926)

鉄橋である。わたしが学生のころ堀川高校前に同型があった。かっこよいと思っていたが写真を撮る間もなく堀川埋め立てで無くなってしまった。30年ぶりの再会である。とてもうれしい。鉄骨のアーチ橋で中路式なのが珍しくてとてもおもしろい。

「京都市橋りょう長寿命化修繕計画、別冊資料、京都市管理橋りょう一覧(令和6年12月時点)」によれば1926年架橋。
https://www.city.kyoto.lg.jp/kensetu/cmsfiles/contents/0000296/296183/R612bessatu04.pdf

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2026.03.28、京都市下京区

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2026年4月 2日 (木)

竹林寺まわりの巨木たち

植物園でもっとも大きい木がこれだ。栴檀(せんだん)の木だと思う。この木だけ独立して立っているので、これは竹林寺東参道の目印なのではないか。遍路路は、こうした一里塚のような巨木を植えて道しるべとするのだろう。

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2026.03.24、高知市

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2026年4月 1日 (水)

竹林寺まわりの巨岩たち

竹林寺のある五台山(ごだいさん)は全体が岩山なのだけど、斜面にも直径2メートルほどのたくさんの岩が半埋もれになっている。境内にあるカメに見える大岩にはお地蔵様が並んでいて岩に神霊が宿ることを示している。五台山では岩は神であり、ひいては山自体も神なのだろう。

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2026.03.24、高知市

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