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2026年2月

2026年2月28日 (土)

国産大正型板ガラスか?

建物は見たところ大正時代後半。あまり見たことのない型板ガラスで厚みがあるように見える。4ミリの厚みのあったと聞く国産大正型板ガラスかもしれない。かもしれない……正直よくわからん。

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2026.02.19、京都市左京区

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2026年2月26日 (木)

金戒光明寺清和殿(1936?)

武田五一の遺作のひとつ。とてもおもしろいデザインだし、とてもきれいだ。さすが武田である。いかにも武田好みの2:3の比率でできているように見える。分析するまでもなかろう。ぜひとも内部を拝見したい。

隣接する大方丈(おおほうじょう)が焼失した翌年の1936年の再建だと文化遺産オンラインにあるので、そのあたりだろうとは思う。そのうち調べてみる。

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2026.02.19、京都市左京区

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2026年2月25日 (水)

大丸京都店の無限アーケード(2004)

前を通るたびに見とれている。アーケードを横切って人が通るのがおもしろい。2004年の改装時にこうなった。山型アーチは東側出入口に残る竣工時(1927)のものを模している。よい改装である。

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2026.02.12、京都市下京区

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2026年2月24日 (火)

純白のルネサンス式

日露戦争時の物価高騰のため石張り面積は縮小されたが、正面階段にはふんだんに大理石が使われた。しかも純白だ。白はかたちをよく見せる。ルネサンス式の精密な細部がことさらに強調されてすごみがある。まぶしい

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2026.02.20、京都市上京区

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2026年2月23日 (月)

旧西陣電話局(1921 )

学生のころはエロいと思っていたが、今見るとそうでもない。力強くて躍動的な踊りが見えるようだ。トルソー下の太い柱が舞台のセリのような上昇感がある。柱の支える放物円は踊り子の上昇する天空なのだろう。天空もまた踊り子のレリーフに満ちる。音楽が聞こえてきそうだ。とてもよい。

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2026.02.20、京都市上京区

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2026年2月22日 (日)

新風館(1926)

いつ見ても美しい。木製の下地にプラスター(西洋しっくい)を塗りあげて仕上げたのだと思う。よくこれだけ平滑な三次元曲面を作れるものだ。さすが京左官である。さすがである。

交差ボールトはボールト天井が交差したものをいう。ボールト天井とはカマボコ天井のこと。ボールト天井は断面が半円になるのが基本形だ。ここでは対角線方向のアーチも半円になっている。したがって中央のランプの吊元の天井がもっとも高くなる。

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2026.02.20、京都市中京区

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2026年2月21日 (土)

京阪宇治駅(1996)

ホーム階へ上がる大階段まわりを、丸い穴を開けた壁が取り巻いている。不思議の国のアリスに出てくる迷路のようでおもしろい。駅舎はJR奈良線を挟んで分断されている。本来はバスロータリー側も一体的にデザインする予定だったが、実現したのはこちら側だけだった。惜しい。

新建築によれば若林広幸・京阪電気鉄道設計、竹中土木・吉村建設工業・京阪建設共同企業体施工。

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2026.02.18、京都府宇治市

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2026年2月20日 (金)

旧水井家住宅のマジョリカタイル

コバルトブルーのマジョリカタイルが涼し気で美しい。とてもよいではないか。大正11年築という。大工棟梁であり材木商も兼ねた水井市之助が応接所として建てた純和館である。

座敷は豪胆ですっきりとした若々しいものであった。いまはお雛様が座敷の多くを占領しているので、いずれまたご紹介したい。

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2026.02.15、兵庫県姫路市

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2026年2月19日 (木)

宇治の覆い小屋(2021)

初めて見てきた。「覆い」とは茶畑の陽覆いシートのことで、それを収納する小屋のようだ。わたしも勤務する京都建築専門学校の佐野春仁先生が指導して学生たちが作りあげた。土壁の風情がとても気持ちがよい。わたしの理想の建築である。

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2026.02.18、京都府宇治市

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2026年2月18日 (水)

大坂豊田ビル(1962)の白大理石

玄関ホールの白大理石が華やかだ。黒い筋が網の目のように走っていて動きがある。珍しい石材だと思う。不動産情報によれば2001年耐震補強により外観は変わっている。

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2025.05.25、大阪市中央区

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2026年2月17日 (火)

京阪新瓦町ビルの馬

ビルを所有する京阪神ビルディングは、設立当初の社名を京阪神競馬株式会社といい、場外馬券売り場などを手掛けていた。このビルを建てたころには社名から競馬は落ちていたが、こうして壁面に刻み込まれている。馬が楽し気でよろしい。

ブログ「モダン周遊」によれば、彫刻家の植木茂の作品だそうだ。京阪神ビルディングのHPによれば、日本設計工務設計、鹿島建設施工、1962年竣工。
https://suzumodern.exblog.jp/25069587/

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2025.05.25、大阪市中央区

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2026年2月16日 (月)

山本家住宅(T4-7)の図案タイル

外部トイレの壁タイルを見てきた。とても美しい。這いつくばって写真を撮った。8弁の法相華という感じの図案だ。ダントータイル社製のマジョリカタイルだそうだ。今度いったら、もっと詳しく観察してみる。

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2026.02.15、兵庫県姫路市

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2026年2月15日 (日)

淀屋橋スカイテラスでスケッチした

30階にテラスがある。半分は屋根がなく青空が広がる。眼下の中之島はまるでおもちゃ箱のようだ。レンガの中央公会堂や図書館、日銀がミニチュア模型のようにかわいく並ぶ。とてもよい。

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2026.02.14、大阪市中央区

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2026年2月14日 (土)

旧島津製作所本社(1927)のサラサ石

玄関の階段脇がサラサ石だった。よく見ると、ドア枠も似た石材を使っている。ドア枠まで石にするのは珍しかろう。今まで見過ごしていたのは恥ずかしいが、だんだん石材が見えてきたのはうれしい。

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2026.02.13、京都市中京区

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2026年2月13日 (金)

長者湯

大垣書店のある堀川新文化ビルから西へ歩いてすぐのところにあった。唐破風に似た玄関がかっこよい。古いまま大切にお使いになっているのが分かる。銭湯閉鎖のつづく昨今、貴重な歴史資産である。今度入りにいきたい。

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2026.01.22、京都市上京区

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2026年2月12日 (木)

JR長岡京駅の柱種票

架線用の柱に陶器製のきれいな柱種票が埋めこまれている。コンクリートの文字の上は「日」下は「工」だ。つまり日本コンクリート工業(株)1982年製だと分かる。N-6500は製品名で曲げ強さが1Mあたり6500Kgという意味だろう。1M当たり6.5トンの力が加わっても折れないのだから相当強いことが分かる。

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2026.01.19、京都府長岡京市

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2026年2月10日 (火)

東華菜館の夜(1926)

極彩色のアラベスク模様の天井が明かりに照らしだされて、宝石箱を覗いたように美しい。夜道から見あげたときの見え方も建築家は考えているのだと思う。さすがである。

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2026.01.07、京都市下京区

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2026年2月 9日 (月)

大阪メトロ 御堂筋線 本町駅(1933)

大阪万博2025に合わせて改装された。この駅がもっともスマートだと思う。余分なものを付け加えなかったおかげで、開業当時のわくわくするような未来感がよみがえっている。

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2026.01.31、大阪市中央区

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2026年2月 8日 (日)

小林一三記念館(1937)のポルトロ大理石

旧居間に暖炉風電熱暖房器具が当時のまま残っている。その黒大理石が美しい。夜空を走るイナヅマのようにも龍のようにも見える。黒大理石はポルトロともいいイタリア産が有名だそうだ。これがどこの石なのかは知らない。

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2026.02.04、大阪府池田市

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2026年2月 7日 (土)

JR大阪駅東の跨道橋

小さなアーチが連続する橋脚が道路中央に壁のように立っている。道路幅をとるために橋脚を極限まで薄くするとこうなるのだろう。アーチのむこうを車が通るとパラパラマンガのようでおもしろい。

以前はオレンジ色のナトリウム灯だったのでもっと不思議な感じがした。いまは白色LED灯に変わって不思議感は薄れたがアーチはよく見えるようになった。

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2026.02.04、大阪市北区

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2026年2月 6日 (金)

旧三菱銀行京都支店の更紗石(1925)

そういえばサラサ石があったと思い出して行ってみた。四条烏丸の京都ダイヤビルに解体した三菱銀行の部材が保存されている。よく遺してくださった。それにしても、この美しい石材を解体したとは惜しげのないことをしたものだ。そういう時代だったのだろう。サラサ石は他でも見たことがあるような気がするので、引き続き探してみる。

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2026.01.30、京都市下京区

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2026年2月 5日 (木)

松竹座さようなら?

2026年5月公演で閉館するというのでスケッチしてきた。しょうちくの発表では設備更新が理由とある。劇場は容積が大きいから特別な空調設備が必要だ。緞帳やセリ、背景の昇降機など舞台装置ある。1997年の建て替えから30年なのでそうした設備の更新時期なのだろう。その費用の捻出に苦心なさっているのだと思う。

今後どうするのかは決まっていないらしい。1997年にせっかく外壁保存したのだから、外観はぜひ活かしてほしい。劇場以外への転用も技術的には難しくない。なにか楽しい計画を期待する。

松竹発表 shochiku20250828-1.pdf

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2024.02.03/ヴァフアール水彩紙粗目F4、グラフィックペン0.5、固形透明水彩/大阪市中央区  

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2026年2月 4日 (水)

明治屋ビル(1924)

 曾中條建築事務所の作品。離れてみると塔屋がかわいい。まじかで眺めてみたいものだ。南本町通り側から見あげると、タイルを貼り変えたようなタテ目地がある。目地から右側が古そうだ。戦災復興だろうか。

そういえば戦前の堺筋側立面にはもっと装飾があって華麗だった。最近入手した「近代建築画譜」(1937)から当時の雄姿を紹介しておこう。6-7階はレストラン「中央亭」だったそうだ。行ってみたい。

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2026.01.31、大阪市中央区
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「近代建築画譜」(1937刊、円満字所有)より

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2026年2月 3日 (火)

世界初の平野橋(1935)

よくあるアーチ鉄橋かと思ったら、世界初の逆ランガー橋だそうだ。普通の鉄橋はアーチ材が太い。それと比べてランガー式は道路部分を太くすることでアーチ材を細くすることができる。

アーチが道路より上にあるのがランガー橋で下にあるのが逆ランガー橋だ。なるほどそれで華奢な感じがするんだね。アーチ材が軽くなるので施工時の吊りこみが楽になるのだろう。なるほど世界初の美しき橋である。

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2026.01.31、大阪市中央区、東横堀

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2026年2月 2日 (月)

大手橋のモダニズム(1916)

メラン式かと思ったが、単なるアーチ構造らしい。ほんとかな。アーチ上に並ぶ路盤を支える壁柱がそのまま伸びて手摺り支柱になるところがかっこよい。美しいモダニズム橋梁である。

清水建設のHPに竣工時の写真が載っている。金属製部分は失っているが、構造体はほぼそのままだ。橋灯や手すりは当初とかたちが違うようだが、よくできていると思う。

清水建設HP https://www.shimz.co.jp/works/jp_trans_192606_otebashi.html

メラン式とは鉄骨アーチを鉄筋コンクリートで巻く工法だ。鉄筋コンクリートは鉄骨の保護と同時に補強にもなっているのだろう。しかも、コンクリート型枠を鉄骨から吊り下げることができるので大掛かりな足場を必要としないという優れものだ。日本へは琵琶湖疏水で実験的に導入され、以後全国に普及した。

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2026.01.31、大阪市中央区、東横堀

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2026年2月 1日 (日)

スタジオ64(1986)

曲線の入ったバルコニーがリズミカルだ。手すりも同じように曲がっているところが芸が細かい。2階の曲線サッシュは特注だろう。2階以上の壁面は継ぎ目があるのでコンクリートパネルを吊りこんでいるのではないかと思う。

不動産情報によれば1986年の竣工で鉄骨鉄筋コンクリート造。設計、施工は不詳。バブル景気のころの建築はもっと評価されてよいと思う。

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2026.01.31、大阪市中央区

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