水晶橋(1929)
照明器具はオリジナルらしい。とてもよくできている。アールデコ風の不思議なデザインがかっこよい。水上バスの運行試験で2度にわたってこの橋の通過に失敗して、中之島周回コースはおじゃんになった。あらゆるものを堰き止めようとする強い意志を感じる。
もとはアーチのなかに水門があって満潮時に閉め切り上流側に水を溜めて、干潮時に水門を開放してちり芥を押し流したという。ようするに川の掃除が目的だった。1982年に水門は取り払われ、照明器具も修理された。そのときに堂島川可動堰から水晶橋へと名前が変わったと識者のPDFにある。
橋のデザインは大阪市建築課の伊藤正文、可動堰システム設計は内務省技官から大阪市顧問に引き抜かれた岡部三郎とある。文中にある武田五一は、大阪都市計画橋梁全体の顧問だったから名前があがっているのだろう。この美しい橋は武田の薫陶を受けてできたものと考えてよい。
おしゃれなアーチの組み合わせが美しい「水晶橋」/髙橋 真弓


2025.11.16、大阪市北区、まいまい北浜
| 固定リンク
「建築探偵の写真帳」カテゴリの記事
- 森田慶一の作品を発見した(2019.02.04)
- 丸五薬品(宇治市)(2019.01.30)
- 会員制ホテルのデザインがおもしろい(2018.12.28)
- ハンズのパンチングメタルは夜がいい(2018.12.27)
- 大阪駅の溶接がすごい(2018.12.23)







コメント