2024年11月12日 (火)

アンティークハウスを設計したいきさつ(1)洋館の設計依頼

足掛け3年の住宅作品が完成したので友人の写真家にお願いして竣工写真を撮った。よい写真が撮れたので紹介していきたい。

施主はわたしと同世代だ。子育ても終わり、かねてより心積もりしていた洋館生活に入ろうと思った。祖父の家が洋館で、こどものころから洋館にあこがれていたのだ。しかし物件を探したところ、手ごろな値のものは職場から遠く、近いものは高額だった。何年か探したが一向に見つからない。このままでは生涯夢は叶わないと考えた施主は、自宅を洋館に建て直すことに決めたという。

わたしのところに相談に来られたときには、洋館一軒分に相当するアンティーク建具を集めてらっしゃった。建具とはドアや窓やステンドグラスだ。ほかに照明器具も一軒分集まっていた。これで洋館を建ててほしいという依頼だった。円満字さんが適任と思う、とまで言われて引き受けた。おかげで楽しい仕事をさせていただいた。

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2024.10.26撮影

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