2024年11月 5日 (火)

竹野駅(1911)

古い駅舎がここにも遺っていた。とてもうれしい。同じ路線の養父駅(1908)とほぼ同じかたちの標準駅舎だ。規格化しながらも旅客の安全と快適さを確保するよう工夫されている。ひとつは木炭ストーブによる暖房設備であり、もうひとつは積雪時でも自由に出入りするための軒庇である。こうした標準駅舎は各地で工期短縮を着そうなかから生まれてきたものだろう。現存最古の亀崎駅や信越線牟礼駅などがその先駆となると思う。明治中頃の木造駅舎をもっと見たい。

養父駅1908 http://www.tukitanu.net/2021/12/post-3e65b9.html
亀崎駅1886 http://www.tukitanu.net/2024/04/post-e39fca.html
牟礼駅1888 http://www.tukitanu.net/2024/02/post-477a2c.html

Img_3430
Img_3429
Img_34332
2024.10.19、兵庫県豊岡市

|

建築探偵の写真帳」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。