竹野駅(1911)
古い駅舎がここにも遺っていた。とてもうれしい。同じ路線の養父駅(1908)とほぼ同じかたちの標準駅舎だ。規格化しながらも旅客の安全と快適さを確保するよう工夫されている。ひとつは木炭ストーブによる暖房設備であり、もうひとつは積雪時でも自由に出入りするための軒庇である。こうした標準駅舎は各地で工期短縮を着そうなかから生まれてきたものだろう。現存最古の亀崎駅や信越線牟礼駅などがその先駆となると思う。明治中頃の木造駅舎をもっと見たい。
養父駅1908 http://www.tukitanu.net/2021/12/post-3e65b9.html
亀崎駅1886 http://www.tukitanu.net/2024/04/post-e39fca.html
牟礼駅1888 http://www.tukitanu.net/2024/02/post-477a2c.html
2024.10.19、兵庫県豊岡市
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