2024年10月 5日 (土)

神戸メリケンビルの新旧を比較してみた

神戸メリケンビルは戦災に遭ったが、1953年に安井武雄が修復し再生させたという。正面のドームは焼け落ちて再生されなかった。そのほかも安井が手を入れたが、だいたいデザインとしては古いまま残っているようなニュアンスで聞いていた。全然違った。新旧を描いてみてはっきりした。正面に関しては古いものはほぼ無い。

デザインどころか窓の位置まで変えている。レンガ造の場合、屋根が焼け落ちるとき外壁上部が崩れることがある。ここも激しく燃えて外壁の一部が崩壊したのではないか。そこで安井は復元するに当たって新たにデザインし直したように見える。
Photo_20241005172901 
2024.10.05、神戸メリケンビル(旧日本郵船神戸支店)

|

建築研究」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。