南海多奈川線のアーチ橋(1944)
多奈川線にはコンクリート製のアーチ橋がいくつかある。これは深日(ふけ)町駅の横の3連アーチ。アーチ頂部のコンクリートの厚みが40㎝程度と薄いのがかっこよい。
写真を見ていて気づいたが、アーチの中央で漏水しているので、中央から南北それぞれ別にコンクリートを打設しているのだろう。つまり打設時期が違うことになる。最初単線として開業したものが戦後に複線化して、そのときにアーチも増し打ちしたのだろうか? とすれば深日の架道橋も戦後ということになる。
ウィキによれば架道橋下の大阪府道752号線は戦前に整備されたものらしい。ただし、架道橋下部分は交差点前のために道路が拡幅されているようにも見える。拡幅があったとすれば、架道橋はやはり戦後のものかもしれない。
2024.06.29、大阪府岬町
| 固定リンク
「建築探偵の写真帳」カテゴリの記事
- 森田慶一の作品を発見した(2019.02.04)
- 丸五薬品(宇治市)(2019.01.30)
- 会員制ホテルのデザインがおもしろい(2018.12.28)
- ハンズのパンチングメタルは夜がいい(2018.12.27)
- 大阪駅の溶接がすごい(2018.12.23)
コメント