2024年6月23日 (日)

天理大学1号館の独立柱型門灯(1926)

門灯が壁付きブラケットではなく独立柱なのは珍しい。門番のようにとんがり帽子をかぶった妖精が立っているようでかわいい。頂部の切金細工も武田五一としては珍しい。薄い切金細工が軽やかに見える。重量感を感じさせないことが非現実感を引き立てている。ちなみに武田は藤井有鄰館(1926)でも八角形の石柱の上に照明器具を据えている。

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2024.06.16、奈良県天理市

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