2024年6月16日 (日)

旧長島家住宅のインナーフレーム

兵庫県養父市の旧長島家住宅の内部にも能登半島と同じようなボックス状の構造があった。ここには何度も来ているが今回ようやくその構造に気づいた。

能登の「枠の内造り」は、民家中央に貫と土壁で固めたボックスを入れ込み、建物のねじれを防止していた。ボックス内の中空を大梁が飛び交っており、それもボックス各面のふくらみやねじれを防止している。それと同じ構造がここにもある。

但馬は豪雪地帯であることや鉱山町であることとなど能登半島との共通点も多い。枠の内造りが金沢城を手本としたのなら、ここは出石城と関連があるのかもしれない。

240615
2024.06.15、兵庫県養父市、大庄屋記念館(旧長島家住宅)

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