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武田五一の大鳥居は2:3で作られている
武田は2:3の比率をよく使う。本人も比率の話をしたときに2:3がよいと言っている。なぜなら黄金比に近いからだ。黄金比は1:1.618だから2:3に近いのだ。
武田は方眼紙とコンパスでデザインした。だから彼の作品を見ていると方眼紙が透けて見えるときがある。岡崎公園の大鳥居も前々から方眼紙が見えていた。
京都モダン建築祭で平安神宮の大鳥居模型が公開された。それと現物写真を使って比率を確かめてみた。分析の結果、武田は次の2段階でデザインしているようだ。
1.2:3の大枠に当てはまるように高さと幅を決める。
2.柱の中心線と貫の中心線で囲まれた四角形を正方形とする。
思ったとおりである。作図では中心線がずれている。これは写真か作図の誤差と思われる。模型と大鳥居のプロポーションはほぼ同じだったから、2:3の単純な比率は建設過程においても最重要事項として守られたと考えられる。
2022.04.09/大鳥居、2023.11.12/模型
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中央区の特繊会館
先日見かけた。シルエットが旧そうなので写真を撮った。柱の先が尖っているところが神戸の旧生糸検査所(KIITO)に似ている。なかなかかっこいい。繊維街の賃貸オフィスビルで玄関ホールも旧いままだった。でも、そのときは戦後ビルだと思った。
大阪府の近代化遺産リストには載っていなかった。しかしネットの不動産情報に1937年竣工のSRC造とあった。1937年竣工はあるかも知れない。SRCとは鉄骨鉄筋コンクリート造りのことでKIITOの増築部(1932、置塩章設計)と同じ構造だ。ひょっとしてこれも置塩さんかな。
SRCは鉄骨の骨組みを鉄筋コンクリートで包んだ構造で地震に強いほか耐火性能も高い。中もぜひ見てみたいものだ。
2024.06.01、大阪市中央区
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