中央区の特繊会館
先日見かけた。シルエットが旧そうなので写真を撮った。柱の先が尖っているところが神戸の旧生糸検査所(KIITO)に似ている。なかなかかっこいい。繊維街の賃貸オフィスビルで玄関ホールも旧いままだった。でも、そのときは戦後ビルだと思った。
大阪府の近代化遺産リストには載っていなかった。しかしネットの不動産情報に1937年竣工のSRC造とあった。1937年竣工はあるかも知れない。SRCとは鉄骨鉄筋コンクリート造りのことでKIITOの増築部(1932、置塩章設計)と同じ構造だ。ひょっとしてこれも置塩さんかな。
SRCは鉄骨の骨組みを鉄筋コンクリートで包んだ構造で地震に強いほか耐火性能も高い。中もぜひ見てみたいものだ。
2024.06.01、大阪市中央区
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