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大崎上島の木江地区には今でもいくつか造船所が残っている。ここは今は使われていない造船所の建物で鉄工所だったという。木造トラスの大型建築だ。ほぼ完全な状態で遺っていて迫力がある。軒下の窓の下に見えるトラスは天井クレーン用のレールを載せるものだ。天井クレーン用の柱と建物の柱が抱き合わせになっていて、期せずして耐震木構造となっている。だから骨組みに歪みが出ていないのであろう。こうした産業遺産は、気に留められることもなく消えていくことが多い。ぜひ再生したい。 2024.04.02、広島県大崎上島木江
2024年5月 1日 (水) 建築研究 | 固定リンク Tweet
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