2023年12月 3日 (日)

芝川邸と天理図書館

天理図書館のホールの壁が明治村にある武田五一設計の芝川邸の階段ホールの壁と似ている。先日明治村へ行ったので確かめてきた。

芝川邸は壁材に金属粉を練り混ぜて発色させているそうだ。真ちゅう色と銅色の2種類がある。独特の光沢をもった美しい壁に仕上がっている。壁面の丸い模様は、棒状のものを突き当ててねじって再現したそうだ。スタッコ壁の作り方に似ている。

武田はこの技法をどこで得たのか不明だ。天理図書館の設計者である坂静雄は武田の下で構造研究をしていたから、この技法を武田から教えられたのであろう。きょうまいまい京都の天理図書館ツアーなので写真を持っていって見比べてみる。

Img_87612 Img_8772 Img_8760 Img_8785
2023.11.19、岐阜県犬山市、明治村

|

建築探偵の写真帳」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。