金具屋ディテール(2)
1階の床には古株の輪切りが埋め込まれていた。ほかの場所には水車の歯車が埋め込まれていた。階段の手すりにも社寺の古材の柱頭部分を使うなどなかなか楽しい。2枚目は大広間に上がる階段。紅色の壁が美しい。手すりは水車の側板だろう。3枚目は大広間。すっきりと気持ちのよい広間だった。
宿泊棟「斉月楼」(S11)と広間棟(S11築、S25修理)のふたつが古いまま残されている。宿泊棟は4階建てだが、斜面に建つので1階や2階の山側は地中に埋もれているらしい。ならば建築基準法上は、地上2階地下2階建てとなるので既存不適格になるのかどうかは分からない。たぶん3階あたりに避難口があるのだろう。
2023.08.29、長野県山ノ内町「金具屋」
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