2023年8月23日 (水)

旧平賀邸のディテール(1)

大きな屋根をかけるのは私の理想の建築だ。屋根の下がり棟は銅板で巻くのが定石だが、ここでは瓦で押さえているのが珍しい。竣工時から瓦だったのかどうかは分からない。控えめな玄関、出窓のついた応接間、暖炉煙突、屋根窓など華やかだ。こういう建物を設計したい。

平賀義美(化学者)邸として1918年竣工。松本兎象設計(大林組)、鴻池組施工。1990年移築。平賀は明治初期の科学者で英国留学をしたのでイギリスの田園都市風の自宅を作ったという。明治中期に多さkあ商品陳列所所長となり、大阪の工業の近代化に尽力した。

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2023.07.30、兵庫県、川西市郷土館

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