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天沢履(てんたくり)の祇園祭
薙刀鉾(なぎなたぼこ)をスケッチして気がついたことがある。赤いのである。たまたまかとも思ったが、描いているうちに、これはわざと赤く見せているのだろうと思い至った。なぜ赤いのか。最初、五行説の火気の赤かと思ったが、それでは成り立たない。なぜなら祇園神である牛頭天皇は金気と言われており、火気を嫌うからだ。ではなぜか。
柱の上方に縄の結び目がある。数えてみると7つだった。ようやく、ああそうか、と気づいた。これは七赤(しちせき)金星の沢(たく)なのだ。だから赤くなければならないのである。薙刀鉾は名前のとおり金気の車で、それは八卦の沢をしめしている。金気の神様・牛頭天皇に奉仕する。ここに天沢履(てんたくり)の易のかたちが成立する。
天沢履は虎の尾を履んでも大丈夫という意味だ。この場合の虎は疫病をさす。天沢履は最上の疫病除けの呪いなのだ。
描き終わって四条通りを見渡すと函谷鉾(かんこぼこ)が目に入った。赤い。そして縄の結び目が7つ。遠目に見ても長刀鉾そっくりではないか。函谷鉾は長刀鉾と表裏なのではないか。これはまた別の謎である。
2023.07.13/ヴァフアール水彩紙粗目F4、グラフィックペン0.5、固形透明水彩 /祇園祭
2023年7月17日 (月)
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新京極通りの近代建築、野沢屋(?)
よく似た近代建築が2棟並んでいる。七条通りの村瀬本店肉店によく似ている。端正なシカゴ派風のスタイルでなかなかよい。
「京都市の近代化遺産」2006には木造2階建てとある。実際には北側は3階建てだ。2棟とも陸屋根なので鉄筋コンクリート造にも見えるが、これは木造なのだと思う。昭和はじめの木造2階建ての陸屋根建築は住宅付属洋室などいくつも残っているので珍しくはない。
おそらく南側が古くて北側へ増築したのだろう。南側は池田屋の看板が残っている。北側は30年ほど前までは文具店だった。北側が野沢屋だったような気がする。同書は池田屋、野沢屋とも住所を「新京極通り蛸薬師下ル東」としているが、これは「新京極通り蛸薬師下ル東側町」の誤記だろう。
2023.07.08、京都市、新京極通り
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