多治見モザイクタイルミュージアムが楽しい(10)
六角形のモザイクタイルだ。6分角とある。1寸(3.03㎝)が10分なので6分は1.8㎝だ。6分角とは1.8㎝角の正方形を切り抜いて六角形にしたという意味だろう。
昨年の「日本のタイル百年」で旧岐阜県庁(1924)の六角モザイクの展示あって、それは多治見モザイクタイルミュージアムの収蔵品だった。そこでは常滑製とあった。そこでは常滑製とあった。これは「ヘキサゴン」というのが商品名だろうから多治見産の六角モザイクなのだろう。
日本タイル100年(2)初期国産モザイクタイルを見よ

落ち着いた黄土色をしている。割れた タイルの断面を見ると中まで同じ色だ。つまり釉薬ではなく原料とした土の色そのものということだ。陶土を粉砕して細かい粉にする技術があって初めて実現できるタイルである。



2023.04.23、岐阜県多治見市
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