このタイルはいつのものか?
地下カフェの床タイル。これは古いぞ! パーティの始まる前からテンションあがるね。さてこれはいつの時代か? ヒントはふたつ。黄色いタイルが2種類あること。白いタイルに黒の粒が入っていること。
黄色いタイルが2種類あるのは、施工時期が違うのだろう。よく見ると大きさも違う。地下カフェは間仕切り壁を撤去して2室を1室に改造している。写真は2室をつなぐ扉の跡だ。わたしの推理では、後から2室をつなぐ扉を設けたときに明るい色のほうを足したと思う。暗い色のほうが古い。
ならば古いほうは公会堂竣工時である大正7年かと言えばそうとも言えない。なぜなら白いタイルがバリ土タイルだからだ。なかに入っている黒い粒は粘土の攪拌度合を調整して作る。撹拌機が普及してからのタイルなので昭和初期だと思う。
そういえば、この地下には今と違うホテル直営のレストランが入っていた。レストランが入ったのが昭和初期だったのかもしれない。手許に資料がないので推理はここまで。
2023.03.22、大阪、中央公会堂
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