2022年10月18日 (火)

何もないところを描くこと

建物と建物のあいだは描きにくい。そこには何もないからだ。無いものは描けないはずだが実際には描くことができる。左右から伸びた庇、曲がったり細くなったりする道、路地は変化に富んでいて描いていて楽しい。そうやって変化を描いていくと、そのあいだの何もないところが次第に見えてくる。スケッチの楽しさのひとつは見ることを深化させることにあるだろう。

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2022.10.15/ワトソン紙はがきサイズ、グラフィックペン0.3、固形透明水彩/兵庫県香美町村岡

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