2022年7月18日 (月)

木気を克(こく)して雨が降る

最近、風水の話を書いていないので少しだけ。

新型コロナウイルスのが蔓延し始めた3年前から全国の社寺では疫病を抑えるお祓いや修法が行われている。それは勅使差遣の公式のものから各社寺の自主的なものまでさまざまなレベルで一斉に行われていよう。ではその祭祀とはいったいどのようなものなのか。

もっとも古典的な疫病除け祭祀は「金克木(きんこくもく)」つまり金気によって木気を克する(滅する)ものであろう。疫病除け祭祀として知られる祇園祭りは金気の神様である牛頭天皇の神力によって木気である病を滅する祭礼である。これが古来から日本で行われてきた疫病除け祭祀だ。

病は五行のなかでは木気に配される。なぜなら病は悪い風が体内に吹き込むことで起きると考えられたからだ。そして風は木気に配される。だから木気である疫病を滅するためには金気の力が必要となる。

さて、ここ数年台風の発生が少ないのは金克木の祭祀のせいではないかと思っている。金克木の祭祀は疫病を抑えるのが目的だが風全般をも克してしまう。だから風のかたまりである台風は日本に上陸できないのではないか。もし上陸しても各地で行われている金克木の祭祀によってたちまち撃墜されてしまうのだろう。

台風が九州から日本を縦断するコースをたどろろうとすれば、最初に九州の宗像大社、大宰府天満宮、宇佐八幡宮を通り抜けねばならない。そのあとは中国地方の厳島神社、出雲大社、吉備津彦神社と続き、畿内へ入れば円教寺、住吉大社、松尾大社、伏見稲荷大社、上賀茂下鴨神社、そして高野山と比叡山延暦寺が待ち構える。中部地方から北へかけても続々と金克木の祭祀は行われており台風の北上は難しかろう。

もうひとつ思うのは、金気が強すぎて水気が増えることだ。ここ数年、台風は少ないわりに夏の雨が長いのは金克木の祭祀の副作用ではないか。金気は水気を生むからだ。しばらくは大雨に注意したほうがよいだろう。

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