神戸市中央体育館(1965)
おおざっぱに言えば8本の支柱で建っている。写真左右の色の濃い部分が支柱で各面に2本ずつある。これは東京ビックサイトやベルリンのナショナルギャラリーと同じ構造でスーパーストラクチャーなどという。この構造のおかげで最上階のスタジアムを広く作ることができる。1965年のスーパーストラクチャーは早い事例かもしれない。しかも構造を隠さずに積極的に見せる意匠は今でも新しい。公式HPによれば1965年竣工、設計施工不詳。
(追記)
日本免震協会のHPに興味深い文章があった。大梁の付け根が免震構造になっているそうだ。神戸大学の構造学者・尭天義久(1921-2013)が関わっていたという。
川口健一氏「地震が伝えるメッセージ、ある大スパン免震建築との出会い」
https://www.jssi.or.jp/bussiness/doc/057_foreword.pdf
2016.02.29、神戸市中央区
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