ドウシシャ東心斎橋ビル(1974)
中間層にバルコニーを設けて上下を2分するデザインがかっこいい。外装は波型ガルバリウム鋼板なので10年以内に改装されたのだと思う。もとは黒っぽいタイル貼りだったのではないか。そのほうがずっとかっこよい。サッシュはアルミ色なので70年代当時のものと思う。ネットの不動産情報によれば1974年竣工。
手許の「大阪の建築ガイドブック」(1972)によれば、隣接して建っていた福徳相互銀行本店が同じデザインだった。そちらは久米建築事務所設計、大成建設施工、1965年竣工。
クラボウのときも同デザインのビルが並んでいた。おそらく本社ビル側が地主で賃貸ビル側が借家なのだろう。このころの大阪では借地方式による賃貸ビルの建設が盛んだったのかも知れない。
2016.02.21、大阪市中央区
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