諏訪の森の洋館
玄関庇の先端が唐破風のようにカーブしているのが独特だ。屋根のドーマー窓風の半円形の換気窓もおもしろい。近年改修されたようで大切に使われている。
窓格子が簡単すぎるのが解せない。後補かとも思うが、ただし格子の裏に木製の上げ下げ窓が残っているので、窓そのものは変わっていないのだろう。格子だけが後補なのか?昭和初期にしか見えないが、ひょっとして戦後すぐのものかな?
「大阪府近代化遺産全調査一覧」(2007)の中村家住宅というのがこれのようだ。「大正14頃」とある。思っていたよりも10年ほど古い。ひょっとして室戸台風(1934)の風害を受けて大規模な改修を行ったのかもしれない。
2016.02.24、堺市西区浜寺諏訪森
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