2021年9月 8日 (水)

湯之島館・娯楽棟がすごすぎる(16)

湯ノ島館は主に木造2棟と洋館2棟の組み合わせでできているので複雑になりがちだが、実際はとても分かりやすい動線で使いやすい。それは4棟をつなぐ回遊動線のおかげだろう。このあたり設計者の工夫の成果だ。

斜面なので回遊動線の2か所に上下をタテに結ぶ階段がある。手前のそれは斜面をゆっくり這い上る階段回廊となっており、奥のそれは3層吹き抜けの階段室となっていた。

階段室の窓には楽し気なステンドグラスがはまっている。6種ほどの型ガラスでできている。色のついていない部分は2種の型ガラスが使われており、それぞれ光の反射が異なる。微妙な光線のグラデーションが美しい。

図案は丹羽英二のオリジナルだと思うが、互い違いの模様が湯ノ島館の複雑な構成に頭を悩ませているようすを思わせておもしろい。

1 洋館の階段室のアールデコ模様のステンドグラス
2 階段室の最上部から見下ろす
3 階段室の最下部から見上げる
4 階段室の最下部

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2021.08.20、岐阜県下呂温泉

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