2021年9月 3日 (金)

湯之島館・娯楽棟がすごすぎる(12)

家族風呂その2 不老泉

家族風呂には何度も手が入っている。温泉旅館の場合、酸性の強いお湯まわりから壊れ始める。これはどうしようもないことで、定期的に修理を繰り返すしかない。普通ならば風呂場ごと改装して古いタイルなど残らない。そのほうが簡単だからだ。

でもここは最小限の変更にとどめてる。家族風呂も窓がアルミサッシュに替わったくらいで、ほかはほぼそのままだ。古い部分を残しながら修理するのは結構難し。手間がかかる分だけ工費もかさむ。それでも残しているのは、それだけ建物に誇りをもっているからだと思う。古いタイルそのものもすばらしいが、これを残してくださった湯之島館がすばらしい。

1 布目タイル。目地を新しくしたがタイルは元のままだろう。
2 壁と天井は小粒のモザイクタイル。モザイクタイル特有の清潔感があって温かみがある。
3 窓が入れ替わったが他はほぼそのまま残している。

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2021.08.20、岐阜県下呂温泉 

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