飛騨高山の洋館「天狗総本店」
庇の上がツンツンしているのが一番の特徴だろう。西洋のお城のようでかわいい。庇まわりは傷みやすいので残らないことが多いのだが、こうして健在なのを見れば大切に修理なさっているのが分かる。シルエットが守られているので窓がアルミサッシュに入れ替わっても印象はさほど変わらないだろう。
洋館は庇の出が小さいので窓枠の下から腐朽が始まる。見たところ1970年代に入れ替えたようだが、そのときに思い切って修理したのが建物の寿命を延ばしたのだろうと思う。
昭和初期、西田清棟梁設計施工(文化遺産オンラインより)https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/192709
2021.08.18、飛騨高山
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