2021年9月 1日 (水)

湯之島館・娯楽棟がすごすぎる(10)

東側洋館の最下階の家族風呂フロアがタイルパラダイスとなっていだ。

これはホールと廊下の模様貼りだが、これを見ただけも飛騨まで来たかいがあったというものだ。編み物のような連続模様に赤が入ることで楽し気なリゾート感覚を盛り上げている。

かと言ってこれ見よがしな刺激的なデザインではなく、あくまでそっとりと落ち着いたものに仕上がっている。その理由は同系色タイルに濃淡を織り交ぜているからだろう。

わざわざ濃淡を混ぜることでデザインにゆらぎが生じ優しい表情を得ているのだ。タイルに対する細やかな心遣いが感じられるデザインである。

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青や赤のタイルをよく見れば濃淡があるのがお分かりだろうか。これは焼きムラではなく別色のタイルだろう。
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ベースが黄色系のアースカラーなので落ち着いた雰囲気となる。
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モザイクタイルの場合、壁際に縁どり模様を入れるのが一般的だったが、ここではそれを省略している。そのため構成主義的なモダンな印象になった。
2021.08.20、岐阜県下呂温泉

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