2021年9月27日 (月)

飛騨で木材の雪による風化を見た

飛騨国分寺の三重塔の縁板がいい具合に風化していた。関西ではこうはならない。これは積雪のためだと思う。縁板の厚みも10センチほどある。関西だったらこの半分以下だ。やはり風化と腐食を見込んだ厚みなのだろう。木材は風化するようすもきれいだ。

三重塔は文久4年の竣工だそうだ。銅板葺きなのも雪害に配慮した結果だろう。檜皮葺のような柔らかさと軽やかさを備えた美しい塔だった。軒下には動きのある可憐な彫刻がほどこされていて見ごたえがあった。

ちなみに飛騨でかわらぶきはほとんど見なかった。飛騨高山の城下町や古社寺以外のまちは、ほぼトタン葺きだった。屋根勾配も緩いので元は板葺きだったのだろう。脳内でトタンを板に変換すれば板葺きのまちなみを用意に想像できる。板葺きのまちなみも良いものだと思った。

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2021.08.18、岐阜県高山市、飛騨国分寺

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