2021年8月22日 (日)

姫路城の心柱(2)

継いだ西側の心柱のことだが、ひょっとすると継いでから立てたのではないかと思い始めている。そうでないと人力だけで仕上げるという目標が達成できない。継手部分に骨折治療のときの添え木のようなものを当てて荒縄でグルグル巻きにすればできないこともなかろう。

そうやって立てた心柱はタワークレーンになると思う。2本をつなぐ桁は滑車の取り付けにちょうどよい。城郭の構造は出来上がってからの耐力だけではなく、資材の搬入経路と作業足場の機能を考えて決めているに違いない。

ちなみに東が丸柱で西が角材なのは天円地方を東西の陰陽に置き換えたデザインだろう。風水的にもよくできている。

今回はじめて姫路城を訪れて城郭構造について考えることができた。もう一度見学したいものだ。

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2021.07.23、姫路城

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