2021年5月 3日 (月)

常滑時間旅行06、倒焔式角窯のディテール(1)

おもしろいのはレンガが再利用であること。諸所に自然釉のついたレンガがある。自然釉とは登り窯の燃料の薪から出た灰が期せずして釉薬になることで灰釉ともいう。つまりこのレンガは登り窯を解体したものなのだ。

こうした自然釉は最初に見た登り窯(陶栄窯、明治20年ころ)でも見たので、レンガの再利用は古くから行われていたわけだ。ようするに古い窯を解体して新しい窯に更新することが続けられてきたと考えてよいだろう。

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2021.04.20、愛知県常滑市イナックスライブミュージアム

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