2021年1月 6日 (水)

真夜中の近代建築(2)家邊徳時計店

夜見るとまた違う魅力がある。昼間だと目立たない3連アーチが夜だと主役になる。扁平アーチの優美な曲線がよく分かるしアーチ内の繊細な窓割りもはっきり分かる。時計店は宝飾店でもあるので、この窓割りはダイヤモンドカットをイメージしているのだろう。でもハスの花にも見えるし羽を広げた鳳凰にも見える。ほんとによくできている。

ちなみにガラスは見たことのないような型ガラスで、飾り桟はT型鋼だったかL型鋼を溶接したものでステンドグラスのようにガラスを切り分けてはめ込んでいたように思う。ひょっとすると輸入品なのかもしれない。

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2020.11.11、京都市中京区

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