2020年12月 4日 (金)

【色と五行説9】太陽は赤いのか

朝日と夕日はたしかに赤く見える。でも日中は赤くない。直視できないがたぶん黄色味がかった白色だろう。しかし日本人はこどものころから太陽を赤く描く。なぜか。それは五行説において火気の色が赤だからだろう。実は焚火の炎も赤くはない。これも黄色っぽい白色だ。ときに青く見えることもある。でも赤くはない。それでも日本人のこどもは火を描くときたいてい赤く塗る。火気は赤で示すという五行説に従っているとしか考えられない。五行説は一般教養ではなくなったが、それでも根強く社会通念として現代に生きているのであろう。

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