【色と五行説15】形容詞化する色名は古い
色の名前のうち形容詞化するものがある。赤いとか白いなどだ。それほど多くなさそう。
名詞が直接に形容詞化するのは赤い、白い、青い、黒いの4つほどしかない。これは日本語として古いと思う。古代日本人の使っていた色名のうち現代まで生き残っているのがこの4色なのだろう。
ほかに黄色いと茶色いがある。これは黄や茶のあとに「色」という言葉を挟んだうえで形容詞化している。ただし緑色いとか紫色いなどはない。黄色と茶色限定の形容詞化だ。
とりあえず五行の赤、青、黄色、黒、白の5色はすべて形容詞化できる。黄色いという言葉ができた時代に五行説は一般化したのではないか。それがいつごろなのか。飛鳥時代の冠位十二階に黄色は入っているのでそれ以前であることは確かだろう。わたしは古墳時代までさかのぼるのではないかと思っているが確かめたわけではない。
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