2020年11月 9日 (月)

寝耳も水気

「寝耳に水」ということわざは寝も耳も水気で揃えられている。眠りも耳もどちらも水気なのだ。だからどうしたというわけではないが、寝耳に火とか寝耳に風とかほかの言い回しもあっただろうにわざわざ水としたのは、やはり五行説の範疇で考えていたからかも知れない。以下、眠りと耳がなぜ水気なのか考えたことをメモしておく。

眠りは水気だ。季節で言えば冬だ。植物は種となって冬を越える。種は植物の眠りのように見える。

耳も水気だ。よく聴くためには静かにせなばならぬが、それは眠りのような静けさでもある。また、眠りにつくときには目を閉じ口を閉じるが耳は閉じない。音は最後まで聞こえている。聴覚は眠りにつながる機能なのだ。やはり聴くことと眠ることは同じ水気なので親和性が高いと言える。

さらに耳は平衡感覚の器官でもある。平衡とは釣り合っていること、つまり水平であることだ。水平とは水が平らになることだからやはり水気の作用と言えるだろう。

寝ることによって三半規管も横になり機能しなくなる。耳を休ませることで眠りにつけるわけだ。眠るときにわざわざ横になるのは眠りと聴くこととが密接に関係している証拠だろう。

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