2020年11月11日 (水)

【色と五行説2】真っ赤なウソはなぜ真っ赤なのか

真っ赤なウソという言葉も五行説で読める。

前回、赤と明らかは同じ意味だということ確認した。見る行為が火気に分類されることから火気の色である赤は見ることと結びついている。だから真っ赤なウソとは明らかなウソというくらいの意味だろうとは容易に想像できる。でも、それなら真っ赤なホントという言い方も成り立つのだろうか? 実はそれはない。なぜならホントは赤くないからである。

ウソが陽気なのか陰気なのか考えてみた。五行説的にはウソは陽気だろう。ウソのようなよこしまなものが陽気なのは納得いかない向きもあろう。実はわたしもそう思う。しかし状況証拠から考えるとウソは陽気となる。

状況証拠その1、ウソのさんぱち。語源については諸説あるが、とりあえず3と8がウソを表わすことだけ見ておく。他にもウソに関わる言葉には千三つとかウソ八百などばある。いずれも3と8が入っている。なぜ3と8なのか。五行説では3と8は木気を示す数字だ。もちろん陽気である。ウソに関わる数字に3と8が使われるのはウソが陽気だからだろう。

状況証拠その2、虚実。二字熟語はほとんと上が陽気で下が陰気だ。虚実もそうだとすれば虚(ウソ)が陽気で実(ホント)が陰気となる。たしかにウソは漂っているがホントは大地のように動かない。やはりウソは陽気なのだろう。

以上の状況証拠からウソは陽気であると推定できる。陽気には木気と火気があり色は青と赤だ。木気よりも火気のようが陽気は強い。だからウソは火気の赤をまとうのだろう。

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