2020年9月28日 (月)

コロナについてのメモ(4)

<新型インフル2009/10との比較>
コロナ以前のパンデミックは2009‐2010に流行した新型インフルエンザである。北米の豚由来の新型でH1N1型であった。若年層が重症化することが特徴だったがタミフルが劇的に効いて2010年3/23時点で日本での死者は198名にとどまった。国立感染症情報センター(IASR)の推定によれば日本の感染者は2100万人にのぼる。

パンデミック(H1N1)2009発生から1年を経て(IASR、Vol31、2010年10月号)
http://idsc.nih.go.jp/iasr/31/367/dj3671.html

WHOは世界死亡者推定は1.8万人とした。しかし米国疾病対策センター(CDC)が28.4万人という実情に近いと思われる推定値を出した。WHOの権威が揺らいだパンデミックであった。

09年新型インフル、死者28万人、WHO公表の15倍(日本経済新聞、2012年6/26)
https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG26020_W2A620C1CR8000/

1968‐69の香港風以来のパンデミックだったが、まとまった日本語サイトが見当たらない。ウイッキにまとめがあるが出典が分かりにくい。こういうときネットは不便だ。とりあえずアメリカと日本の情報を表にしておく。

  感染率 感染者の死亡率
日本 17.5%(2100万/1.2億) 0.0009%(198名/2100万)
アメリカ

12.8%~26.3%(4100万~8400万/3.2億)

0.01%~0.02%(8,330~17,160)
コロナ(世界)

0.066%

1.9%

※データはウイッキによる

2009/2010新型インフルよりコロナのほうが感染率が圧倒的に低いことが分かる。20%程度の感染率だと数年で集団免疫を獲得できるだろう。実際は集団免疫が発動するまえに治療薬の普及でパンデミックは抑え込まれてしまった。2009/2010新型インフルは翌年第2波が来ただろうが話題にもならなかったのである。

今回のコロナ禍の特徴は感染率が低く死亡率が高いことにある。死亡率は治療薬次第で抑え込むことができることも2009/2010新型インフルの推移を見れば分かる。治療薬さえ見つかれば世界平均1.9%の死亡率は0.02%程度まで下がるように見える。ただしまだ有効な治療薬は見つかっていない。11月より始まると予測されている第3波をわれわれは高い死亡率のまま迎えねばならないのである。

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