2020年7月
2020年7月31日 (金)
2020年7月30日 (木)
2020年7月29日 (水)
【タイル大好き 87】旧甲子園ホテルと似た粗面ボーダータイル
遠藤新の旧甲子園ホテル(1930)のタイルとよく似ている(参照)。レンガの作り方と同じで表面をワイヤーで切断する。ワイヤーのひきずり跡が表面に残り表情を作り出す。無釉薬で土の色がよく分かる。黒い斑点は粘土中の鉄分が変色するらしい。それも素朴な味わいになっていて好ましい。
2015.12.08、京都市中京区
2020年7月28日 (火)
2020年7月27日 (月)
2020年7月26日 (日)
【タイル大好き 84】路地裏の大判釉薬タイル
青から緑への色の移り変わりが美しい。大判なので細やかな色目の変化が楽しめる。これほど大判でありながら形が揃っていて目地がまっすぐ通るのが気持ちいい。端部の少し丸みを帯びたところが柔らかい見た目を与えている。ワイヤーで上から切断したのだろうか。
タイルツアーの下見のときに見つけた。おおっと驚いてしばし見とれていた。ツアーで案内したところ、みんなおおっと驚いてくれたのでうれしかった。タイルマニア垂涎の逸品ということだろう。一般人の感覚がわたしには無いのでこれが一般にどう見えるのか分からないが、これほどのタイルなのだからマニアでなくとも美しいと感じるのではなかろうか。
2015.12-08、京都市中京区
2020年7月25日 (土)
2020年7月24日 (金)
2020年7月23日 (木)
2020年7月22日 (水)
2020年7月21日 (火)
2020年7月20日 (月)
2020年7月19日 (日)
【タイル大好き 78】最初のタイルツアー
わたしの最初のタイルツアーは常滑のINAXライブミュージアム からの依頼だった。開催中の「I LOVE タイル」展の関連イベントとして開かれた。 展覧会を企画した岡崎紀子さんが推薦してくださった。タイルだけをたどる町歩きは珍しい。少なくとも京都ではこれが初めてだろう。実際そんなことができるのかと思ったが普通に案内できた。これに味を占めてまいまい京都でも同コースを作ったが中核になる元立誠小学校がリニューアル工事のため閉鎖となり中断した。立誠がホテルになったので再開できるかも知れない。とりあえず、まいまいのコロナ対策バーチャル有料ツアーの候補としてエントリーしておきたい。
2015.12.19、京都市中京区
2020年7月18日 (土)
2020年7月17日 (金)
2020年7月16日 (木)
2020年7月15日 (水)
2020年7月14日 (火)
【タイル大好き 73】京都会館のレンガブロック
無釉に見える。土の色がそのまま出ているのだろう。数色あるのは数色の納戸を混ぜているのだろう。表面はびしゃん仕上げのような粗面と平滑な素地のままのものとがある。色目と表面仕上げの違いがあいまって表情のヴァリエーションが多い。
注意したいのはブロックの上下だけワイヤーで荒く面取りしていることだ。上下のラインが波打つことで石積みのような力強さがある。目地の入れ方も荒々しい。ロマネスクの修道院回廊のような素朴な美しさがある。前川はこういうところがうまい。
レンガブロックには面取りしたものと無いものの2種類ある。面取りブロックが当初のものだろう。面取りブロックは目地部分の下側が欠けている。これはブロックが穴開き型ではなくL型であり、水平方向の鉄筋を通すためにLの短辺側の下部をすかしているのではないか。
2016,02.08、京都市、京都会館(1960、前川國男設計)
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