« 2020年6月 | トップページ | 2020年8月 »

2020年7月

2020年7月31日 (金)

久々にエンピツで描いてみた

エンピツでぐりぐり描いた。もっと汚く描いてもよいだろう。今度は6Bで描いてみよっか。新しい水入れを試してみた。わりと使いやすいので安心した。これで25分。

Img_8334
2020.07.30/ヴァフアール紙粗目F3、4Bホルダー、固形透明水彩/京都御苑

| | コメント (0)

【タイル大好き 89】布目タイルは型押しだった

布目のボーダータイルは珍しい。布目はボーダーになっても親し気でよろしい。さて、こうやって並べると釉薬の濃いところが共通することが分かる。布目タイルは1枚づつ作っていると漠然と思っていたが実は型押しだったのだ。今さらながらに気づいた。びっくりである。

Img_5767
2015.12.08、京都市中京区

| | コメント (0)

2020年7月30日 (木)

【タイル大好き 88】鉛釉の赤は大阪万博のころに流行ったのか

鉛釉(なまりゆう)の赤だろう。83で紹介したものと穴痔テイストだ。サイケデリックな色使いが70年代っぽい。建物は3階建てで戦前のものに見えるが、タイルは70年ごろに改修したときのものだろう。元は住居付き店舗長屋だったように見える。

1階の改造がはななだしいので木造だろう。壁が厚いので土蔵造りかも知れない。3階が小さくて屋上テラスがついている。木造で屋上テラスだと防水はどうしているのか。前を通るたびに見上げては首をひねる。中を見ればもう少し分かるだろうけど。

Img_5766
2015.12.08、京都市中京区

| | コメント (0)

2020年7月29日 (水)

【タイル大好き 87】旧甲子園ホテルと似た粗面ボーダータイル

遠藤新の旧甲子園ホテル(1930)のタイルとよく似ている(参照)。レンガの作り方と同じで表面をワイヤーで切断する。ワイヤーのひきずり跡が表面に残り表情を作り出す。無釉薬で土の色がよく分かる。黒い斑点は粘土中の鉄分が変色するらしい。それも素朴な味わいになっていて好ましい。

Img_5760
2015.12.08、京都市中京区

| | コメント (0)

2020年7月28日 (火)

【タイル大好き 86】スクラッチ風型押し釉薬タイル

スクラッチタイルではない。一番上と3番目が同じ模様だ。つまり型押しなのだ。スクラッチ(引っかき)によるざらっとした質感がなく、さらに釉薬によりとろみが付けられレースカーテンのような柔らかさを得ている。パステル調のさわやかな色合いも柔らかさとよく馴染んでいる。たまに見るタイルだが数は少ない。もちろん戦前のもの。

Img_5751
2015.12.08、京都市中京区

| | コメント (0)

2020年7月27日 (月)

【タイル大好き 85】昭和初期のクリンカータイル

クリンカーとは石灰岩等を焼いたものでセメントの原料になる。これを粘土に練り混ぜたのがクリンカータイル。凍害に強いことから外構用として使われてきた。表面に滑り止めの模様がある。意味不明の不思議な模様が多くておもしろい。この〇にXは昔からあるパターンのようだ。これは昭和初期の用例だが、このころには国産化が進んでいたのだろう。前に紹介した京都府庁(1904)のものが竣工時のままならば、あれは輸入品なのだろう。

Img_5750
2015.12.8、京都市中京区

| | コメント (0)

2020年7月26日 (日)

かいこの里交流施設を描いた

養父市内の小規模の公共建物はほぼ木造になっていて好ましい。いずれも伝統工法を踏まえた正統派だ。この建物も木造で大きな屋根が山里の風景によくなじんでいる。名物の桑うどんもおいしかった。

2007182_20200726192101  
2020.07.18/ワトソン紙はがきサイズ、グラフィックペン0.5、固形透明水彩/兵庫県養父市蔵垣

| | コメント (0)

【タイル大好き 84】路地裏の大判釉薬タイル

青から緑への色の移り変わりが美しい。大判なので細やかな色目の変化が楽しめる。これほど大判でありながら形が揃っていて目地がまっすぐ通るのが気持ちいい。端部の少し丸みを帯びたところが柔らかい見た目を与えている。ワイヤーで上から切断したのだろうか。

タイルツアーの下見のときに見つけた。おおっと驚いてしばし見とれていた。ツアーで案内したところ、みんなおおっと驚いてくれたのでうれしかった。タイルマニア垂涎の逸品ということだろう。一般人の感覚がわたしには無いのでこれが一般にどう見えるのか分からないが、これほどのタイルなのだからマニアでなくとも美しいと感じるのではなかろうか。

Img_5748
Img_5747_20200726190101
2015.12-08、京都市中京区

| | コメント (0)

2020年7月25日 (土)

赤い養蚕農家と土蔵を描いた

ここは土の色が少し赤いのが特徴だろう。すぐ近くの大杉の土の色と少し違うのがおもしろい。土の家は表面が風化したようすがとてもよい。土の家が大好きである。ちなみにこのあたりでは養蚕を「ようさん」ではなく「ようざん」と読む。

2007183
2020.07.18/ワトソン紙はがきサイズ、グラフィックペン0.5、固形透明水彩/兵庫県養父市蔵垣

| | コメント (0)

【タイル大好き 83】今では珍しい鉛釉の深い赤

鉛釉(なまりゆう)の深紅には派手さはないがふんわり とした温かみがある。赤は建物に使いにくい色だが鉛釉だと悪目立ちすることなく風景になじむ。鉛釉は工場環境の改善のために使用禁止となったので今ではもう作られておらず多少のストックがあるばかりだ。わたしはそんなストックを譲り受けて町家改修で使ったことがある。とてもいい。

Img_5743 
Img_5744
2015.12.08、京都市中京区

| | コメント (0)

2020年7月24日 (金)

置き屋根の土蔵を描いた

土壁の色が美しい。中塗り仕上げの荒さが壁の表面に陰を落として表情に深みを出している。増築しながらいろんな建材が付け加わっている雑多なようすも好ましい。

2007181_20200724061201
2020.07.18/ワトソン紙はがきサイズ、グラフィックペン0.5、固形透明水彩/兵庫県養父市大杉蔵垣

| | コメント (0)

【タイル大好き 82】立誠小のバリ土タイル

バリ土とは粒子の荒い粘土のこと。混ぜ合わせた土の元の色がある程度残ってまだらになるのが特徴だ。その色の変化がタイルの表情に深みを与えてくれる。ここは黄色に白を混ぜたようだ。温かみのある優しい風合いに仕上がっている。

Img_57412
2015.12.08、京都市中京区、旧立誠小学校

| | コメント (0)

2020年7月23日 (木)

【タイル大好き 81】白タイルの職人芸

なかなか見ごたえのある手洗い場だった。後ろ側はシャワーになっていた。白タイルは陶器製なので凍害を受けやすい。しかも水を使う場所なので条件は悪い。それでもほぼ大丈夫で部分的な修理跡もあじわいになっていた。水平部分の役物は窓が丸くなっているが、その役物の角用役物もあった。それらを自在に使いまわし寸法を微妙に切りそろえながら仕上げられていた。こどもたちのための手洗い場にはタイル工の心意気がこもっていた。すでに解体。

Img_5740
Img_5739
2015.12.09、京都市中京区、旧立誠小

| | コメント (0)

2020年7月22日 (水)

瑞光蓮が咲いたよ

今年最初の白蓮が咲いた。高さが2メートル近くある。隣で繁茂した雪柳の陰から逃れようとして例年より伸びたらしい。陽のひかりを透過して輝く薄桃色の花弁が美しい。今年もようこそ。

Img_8251
2020.07.20、自庭

| | コメント (0)

2020年7月21日 (火)

【タイル大好き 80】透明釉の窯変大判タイルがかっこいい

ほとんど黄色い土色そのままなのだが、ところどころ窯変して青く光っている。派手さはなくお茶屋街の風情に溶け込みながらも二度見させる魅力をたたえている。素材の選択がファサードのモダンな処理によく合致していて設計者はただものではない。惜しくも解体された。

Img_5732
Img_5736_20200721061101  
2015.12.09、京都市中京区先斗町通り(解体)

| | コメント (0)

2020年7月20日 (月)

【タイル大好き 79】武田ゆずりの三つ花散らし

黄色い床に薄い青のモザイクタイルを散らしている。薄青タイルが3つであるのが重要だ。4つだと安定しすぎて動きがない。3つだと方向性が生まれるのであっち向いたりこっち向いたりで動きが生まれる。武田グループはこれをよくやる。武田ゆずりの3つ花散らしとわたしは呼んでいる。

Img_5822_20200720070701
2015.12.19、京都市中京区1928ビル

| | コメント (0)

2020年7月19日 (日)

【タイル大好き 78】最初のタイルツアー

わたしの最初のタイルツアーは常滑のINAXライブミュージアム からの依頼だった。開催中の「I LOVE タイル」展の関連イベントとして開かれた。 展覧会を企画した岡崎紀子さんが推薦してくださった。タイルだけをたどる町歩きは珍しい。少なくとも京都ではこれが初めてだろう。実際そんなことができるのかと思ったが普通に案内できた。これに味を占めてまいまい京都でも同コースを作ったが中核になる元立誠小学校がリニューアル工事のため閉鎖となり中断した。立誠がホテルになったので再開できるかも知れない。とりあえず、まいまいのコロナ対策バーチャル有料ツアーの候補としてエントリーしておきたい。

10644644_908711775891983_200704679344804
2015.12.19、京都市中京区

| | コメント (0)

2020年7月18日 (土)

【タイル大好き 77】釉薬大型陶板かな

太陽の照り返し受けてキラキラ輝いて美しい。釉薬レンガブロックに見えるが大型陶板なのかもしれない。遠目なのではっきりしない。近寄ってまじかで焼き物の肌を愛でたい。うずうずする。
Img_62452
2016.02.08、京都市東山区

| | コメント (0)

2020年7月17日 (金)

【タイル大好き 76】角丸の布目釉薬ボーダータイル

角が少し丸みを帯びている。どうやったらこうなるのか不思議だ。長さもまちまちなのもおもしろい。緑色の釉薬で窯変して黄色くなっている。黒いのは別色の釉薬かもしれない。窯変タイルの割合が高いので楽焼を見るような楽しさがある。数寄屋大工さんの家なので民芸系の窯元なのかも知れない。

Img_6253_20200717062701
2016.02.08、京都東山区

| | コメント (0)

2020年7月16日 (木)

【タイル大好き 75】違うタイルなのに自然な継ぎ目

※ 忘れられているようなので断っておくが、この連載はステイホームのお楽しみ用として始めたものである。

左側に増築したとき外壁のタイル仕上げを継ぎ足した。遠目には分からないのだが驚くことに左右でタイルが違う。左は小口サイズの布目タイル、右は二丁掛サイズの釉薬タイルだ。合っているのは高さだけなのに違和感なくつながっているのがすごい。

普通なら同じタイルを用意しようとするがそれだと色目がなかなか合わない。ならばいっそ違うタイルで、と思いきるところもすごい。こんなことができるとは知らなかった。タイルはおもしろい。

Img_62352
Img_6236_20200716065001
2016.02.08、京都市東山区

| | コメント (0)

2020年7月15日 (水)

【タイル大好き 74】アカンサス装飾の本格派

アカンサスの葉が本格的なので初めて見たときは驚いてしばらく立ち尽くしていた。軒回りのキクナのような植物がアカンサスで西洋建築ではよく使うモチーフだ。細かいタッチが正確でありながら硬さがなく活き活きとしている。ただものではない。白い釉薬がけの焼き物でテラコッタなのか装飾瓦なのか判然としない。

左右の端に小さな角がついているところやアカンサスの下にレンガ巾ほどの平滑な帯があるところなどギリシャローマ様式の本格派だ。レンガ塀の中央にくぼみを作り2本の柱が立っているように見せているところなど気合が入っている。よそで見たことがないので珍しいものだと思う。

Img_6233
Img_6232
2016.02.08、京都市東山区

| | コメント (0)

2020年7月14日 (火)

【タイル大好き 73】京都会館のレンガブロック

無釉に見える。土の色がそのまま出ているのだろう。数色あるのは数色の納戸を混ぜているのだろう。表面はびしゃん仕上げのような粗面と平滑な素地のままのものとがある。色目と表面仕上げの違いがあいまって表情のヴァリエーションが多い。

注意したいのはブロックの上下だけワイヤーで荒く面取りしていることだ。上下のラインが波打つことで石積みのような力強さがある。目地の入れ方も荒々しい。ロマネスクの修道院回廊のような素朴な美しさがある。前川はこういうところがうまい。

レンガブロックには面取りしたものと無いものの2種類ある。面取りブロックが当初のものだろう。面取りブロックは目地部分の下側が欠けている。これはブロックが穴開き型ではなくL型であり、水平方向の鉄筋を通すためにLの短辺側の下部をすかしているのではないか。

Img_6220
Img_6228
Img_6226
2016,02.08、京都市、京都会館(1960、前川國男設計)

| | コメント (0)

2020年7月13日 (月)

【タイル大好き 72】緑釉布目小口タイル

少し茶色になっているのは緑釉の窯変だろう。そのおかげで派手さが減り落ちつきが出ている。布目の質感もとてもよい。小口とはレンガの短辺側の大きさだが、外壁にはちょうどよい。横目地を通したあたりがモダンでかっこいい。

Img_6214
2016.02.08、京都市上京区

| | コメント (0)

2020年7月12日 (日)

【タイル大好き 71】珍しい小型立体陶板

よそで見たことがないので特注品なのだろう。手のひらサイズの立体陶板が窓下に行儀よく並べられている。円を基調としたアールデコ風の不思議な造形で2種類あるようだ。陽が当たると複雑な影が生まれておもしろい。薄緑色の釉薬で窯変して土色になるらしい。そんな色目の変化も美しい。

Img_62052
2016.02.08、京都市上京区

| | コメント (0)

2020年7月11日 (土)

【タイル大好き 70】窓回りのモザイクタイル

庇から降りてきた4本の棒材が窓を3分割している。縦長の方開き窓が木製で残っていた。こうした棒状のもので窓をタテやヨコ方向に分割する手法は戦前のモダニズム建築の特徴だ。こうした部分はモルタル仕上げが多いのだがここはモザイクタイルで覆っている。壁の割り肌タイルの柔らかさとモザイクタイルの硬い感じの対比がおもしろい。

Img_62832 
2016.02.10、京都市伏見区(解体)

| | コメント (0)

2020年7月10日 (金)

【タイル大好き 69】割り肌タイルのコーナー役物

土色の割肌に温かみを感じる。役物とは特別な形をしたものをいう。このコーナー用役物は角が丸くなっている。こうすることで角の影がぼやけて表情がやわらかくなる。

ヨコ目地を通してタテ目地を突き付けにするのは水平方向に影を落とすことで表情を柔らかくする手法だ。戦前の日本モダニズムは欧米と違って壁に陰影を落とすことを好んだ。堅い壁より柔らかい壁を好んだということだろう。抽象的な造形より自然志向が強いということかも知れない。

Img_6286
2016.02.10、京都市伏見区(解体)

| | コメント (0)

2020年7月 9日 (木)

【タイル大好き 68】本町駅の繰り返し模様の陶壁

1970年前後の大阪には町のなかに割と普通にアートがあった。これもそのひとつ。不規則に見えるが巾2メートルほどのパターンを繰り返しているのがよく分かる。緑白茶と歩くとともに色が変化するのがおもしろい。表面の焼きもの特有の風合いが見ていてあきない。

Img_6309

Img_6310

Img_6311
2016.02.14、大阪地下鉄本町駅

| | コメント (0)

2020年7月 8日 (水)

【タイル大好き 67】遠目にもきれいなスクラッチタイル

陽の光がばっちり当たっているので色目の違いがよく分かる。濃い薄いだけではなく青みがかったものが混じることで柔らかくて奥深いあじわいになっている。しばらく見とれていた。スクラッチタイルは遠目に見ても美しい。

少し青いのはひょっとすると灰釉(かいゆう)かも知れない。灰釉とは薪の灰が釉薬の働きをすることだそうだ。偶然の産物であるわけで焼き物のおもしろいところである。

Img_63882
2016.02.16、大阪市中央区

| | コメント (0)

2020年7月 7日 (火)

【タイル大好き 66】ありそうであまり見ない青の布目タイル

青い布目タイルはありそうだが実はあまり見ない。青は難しいのだろうか。このタイルは布目が浮き出ているので、まるで麻布のような涼し気でさわやかな趣きに仕上がっている。とてもよろしい。

Img_6464
2016.02.18、京都市上京区

| | コメント (0)

2020年7月 6日 (月)

【タイル大好き 65】中世風図案の浮き彫りタイル

星型の図案が万華鏡をのぞくように展開しておもしろい。この会館のタイルは浮き彫りなので陰影が深くなる。部分的に光ることともあいまって奥深いあじわいを作り出している。青系統の色づかいも落ち着きがあってさわやかだ。

Img_65952
2016.02.24、大阪府岸和田市、自泉会館1932、渡辺節)

| | コメント (0)

2020年7月 5日 (日)

【タイル大好き 64】石貼りにボーダータイルを挟むと楽しい

白いサンゴ石灰岩に挟まれたボーダータイルのコバルトブルーがさわやかで美しい。石貼りにボーダータイルを仕込むことは考えたこともなかった。さすが渡辺節である。たいそうおもしろいので私もやってみたい。

Img_6599_20200705074201
2016.02.24、大阪府岸和田市、自泉会館(1932、渡辺節)

| | コメント (0)

2020年7月 4日 (土)

【タイル大好き 63】階段の蹴込みにタイルを貼ると楽しくなる

愛らしい型押しタイルだ。手作り感にあふれていて親しみやすい。平らな部分にヘラで削りとった跡が残っていて味わい深い。

階段の前に立てばこの部分がよく見える。だからここを飾るのは理にかなっている。でもあまり見ない。先斗町の歌舞練場にあったのは覚えているがほかに思い出せない。なぜ少ないかと言えば靴先がぶつかるところなので汚れやすいからだろう。汚れないようにジュウタンを敷いている。でもそうするとタイルが見えない。ぜひジュウタンははずしてほしい。 

Img_6596 
Img_6594
2016.07.04、大阪府岸和田市、自泉会館(1932、渡辺節)

| | コメント (0)

2020年7月 3日 (金)

【タイル大好き 62】釉薬レンガブロック(2)

前回紹介した釉薬レンガブロックの色違いだ。岸和田で見つけた。焼き物特有の温かみのある茶色で街路に優しい表情を与えている。色ムラの幅が広いので少し派手な感じがするのもおもしろい。

となりにレンガ塀があるのだが、割れたところを見ると穴あきレンガブロックであることが分かる。釉薬レンガブロックともども地元の岸和田レンガの製品なのかもしれない。

Img_6589
Img_6588
2016.02.24、大阪府岸和田市

| | コメント (0)

2020年7月 2日 (木)

【タイル大好き 61】釉薬レンガブロック

焼きムラが適度にあるので柔らかくて優しい草色になっている。遠目に見ても近づいても美しい。カメラを構えたまま近づいたり遠ざかったりして遊べる。

レンガブロックは今でも雪の降る地方用の既製品があるが施釉のものは知らない。京都会館(1960)で特注の釉薬レンガブロックが使われているので、そのころに既製品もあっただろう。これがその既製品の事例だと思っている。

Img_6643_20200702062401
Img_6641_20200702062401
Img_6642
2016.02.29、神戸市王子

| | コメント (0)

2020年7月 1日 (水)

【タイル大好き 60】旧大同生命ビルのテラコッタを見よ

ビル頂部にあってよく見えなかったテラコッタがいまは目の前で観察できるのはよくありがたい。流れるようなラインが美しい。ラインの断面もカーブで構成されているのがお分かりだろうか。こうすることで柔らかな陰影がライン際に生まれる。

もうひとつ注意したいのは平面部分の位置が少しずつ違うこと。全体写真を見ればよく分かるが平面部が奥にいくほど影が濃くなる。こうやって立体感な美しさを獲得しているわけだ。さすがヴォーリズである。

Img_6751
Img_6749
Img_6748
2016.03.13、旧大同生命ビル(1925、ヴォーリズ)

| | コメント (0)

« 2020年6月 | トップページ | 2020年8月 »