2020年6月30日 (火)

【タイル大好き 59】湾曲大判タイルの魔術

温かみのある落ち着いた表情の大判タイルが美しい。柔らかく湾曲しているようすも優し気だ。さすがタイルの魔術師・大倉三郎の作品である。

注目してほしいのは大判タイルの継ぎ目がへこんでいること。タイルは焼くと1割縮む。大きくなればそれだけ誤差は大きくなる。誤差は目地で吸収するが誤差が大きいと目地の幅がまちまちになる。ところがここでは目地部分がへこんでいるためにその誤差が目立たないのだ。よく思いついたものだ。

さらにボーダータイルでタテ目地を分割することで、タテ目地の乱れも分かりにくくしている。さすが大倉三郎である。

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2016.04.17、京大旧産婦人科病棟(1931 )

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