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2020年6月

2020年6月30日 (火)

【タイル大好き 59】湾曲大判タイルの魔術

温かみのある落ち着いた表情の大判タイルが美しい。柔らかく湾曲しているようすも優し気だ。さすがタイルの魔術師・大倉三郎の作品である。

注目してほしいのは大判タイルの継ぎ目がへこんでいること。タイルは焼くと1割縮む。大きくなればそれだけ誤差は大きくなる。誤差は目地で吸収するが誤差が大きいと目地の幅がまちまちになる。ところがここでは目地部分がへこんでいるためにその誤差が目立たないのだ。よく思いついたものだ。

さらにボーダータイルでタテ目地を分割することで、タテ目地の乱れも分かりにくくしている。さすが大倉三郎である。

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2016.04.17、京大旧産婦人科病棟(1931 )

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2020年6月29日 (月)

【タイル大好き 58】昭和初期の豆タイル

白い床に緑とオレンジの花を散らしている。なかなかかわいらしいデザインだ。島津が医療機器を作っていたから優しいデザインを心掛けたのかもしれない。縁飾りは武田好みのチョコレート色だ。

丸いモザイクタイルを私は豆タイルと呼んでいる。戦後ビルで活躍したタイルだが、これが戦前からあったことはここで知った。普通のモザイクだと思っていたのが豆タイルだと気づいたときの驚きを今も覚えている。

おもしろいのは豆タイルを半割りにして使っていること。これほど細かいタイルをきれいに割って1枚ずつ手で貼っているわけだ。これほどきれいに貼るのはさぞ難しかろう。タイル職人を褒めるべきである。

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2016.06.03、旧島津製作所本社(1927)

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2020年6月28日 (日)

シオカラトンボが生まれた

初先にハスの植え替えをしたときにヤゴがいたのでそのまま鉢に入れておいた。それが成長してトンボになった。写真に抜け殻も写っている。昼前までじっとしていたが無事飛び立っていった。数日後にもうひとつ抜け殻を見つけた。2匹生まれたのは初めてだ。まだ出てくるかも知れない。

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2020.06.17、自庭

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【タイル大好き 57】型押し雲竜タイルの陶壁

 薄汚れているが本来は白いタイルである。円形の型押し模様がぐるぐる回る雲竜(うんりゅう)のようで動きがあっておもしろい。70年代の富家建築事務所の作品。すでに取り壊しが決定している。

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2016.06.03、京都市役北庁舎(1974年定礎、建て替え予定)

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2020年6月27日 (土)

ノウゼンカヅラいま盛りなり

ノウゼンカヅラが満開である。蒸し暑い湿気のなかで狂ったように咲き誇っている。ものすごい勢いなので1日に100個ほど花が落ちる。先週から朝の花拾いが日課になった。花とともに暮らしている。

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2020.06.26、自庭

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【タイル大好き 56】さび色タイルの陶壁

相当大きな陶壁だ。陶壁はカラフルなものが多いが、これは渋い鉄さび色を基調としていて珍しい。地元の信用金庫支店なので京都の陶芸家の作品だろう。廃墟を思わせる独特の世界観に引き込まれるような魅力ある作品だ。

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2016.06.03、京都市河原町通り御池、旧京都信用金庫河原町支店(解体) 

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2020年6月26日 (金)

【タイル大好き 55】ホタル入り石目調タイル

黒い斑点がはいって石のように見える。白の清潔感と石のような堅い質感があいまってロマネスク修道院の回廊のような静けさを感じる。よいタイルだ。この黒い斑点を私はホタルと呼んでいる。白い粗面に浮遊するホタルが堅い表情のタイルに柔らかさを与えている。黒くなる粒子を適度に含んだ白粘土を使うとこうなるのだろう。タイルは粘土選びで基本的な表情は決まるように思う。

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2016.06.03、京都ロイヤルホテル(1972年開業、現在閉館中)

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2020年6月25日 (木)

【タイル大好き 54】緑釉タイルの陶壁

数種類の大きさのタイルを凹凸をつけた飾り貼りにしている。深い目地が水平を強調して堆積岩のような堅くて静かなイメージを作り出している。緑釉(りょくゆう)の控えめな発色がいよいよ地層に見えておもしろい。富家建築事務所の作品。

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2016.06.03、京都ロイヤルホテル(1972年開業、現在閉館中)

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2020年6月24日 (水)

【タイル大好き 53】扇型の岩肌タイル

楕円アーチの縁をこげ茶色の岩肌タイルが飾っている。1枚が扇型になっていて暖炉の中央に向けてきれいな放射線を描く。火が入ればアーチ内まで張り巡らされた岩肌タイルがキラキラと光ることだろう。装飾を廃した単純な構成は冷たい印象を与えがちだが、ここでは火に呼応するタイルによって親しみやすいデザインを成し遂げている。暖炉の火には人を集める作用がある。だからヴォーリズは暖炉が好きなのだろう。

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2016.06.05、近江兄弟社学園ハイド記念館 (1931)

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チャワンバスが咲いたよ

今年の茶碗蓮が咲いた。6/21に開花し写真は2日目。昨年は6/22、一昨年は6/22だった。どうやって咲く時期を知るのか不思議だ。すでに後続のツボミが3つある。花火のように次々と咲くのだろう。楽しみである。

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2020.06.22、自庭

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2020年6月23日 (火)

【タイル大好き 52】ハイド記念館の布目タイル

10センチ角くらいの布目タイル。コバルトブルーは珍しい。生地の茶色が透けて見えるところが使い古されたような味わいを作っている。厚手のタイルに見えるが目地が極端に細いという難しい貼り方をしている。そのおかげでパッチワークのような軽やかな印象を生み出している。さすがヴォーリズである。

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2016.06.05、近江兄弟社学園ハイド記念館

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2020年6月22日 (月)

【タイル大好き 51】京都府警本部のテラコッタ

なかなか秀逸なデザインである。縁を45度カットしたことで石積みのような重量感がある。その堅い感触と植物模様の柔らかさとの対比がおもしろい。なにを図案化したのか分からない。硬質なV字の左右に植物文様を添えている。V字の太さと植物文様の細かさの絶妙なバランスがモリスのケルムスコット・プレスを思い起こさせる。筋金入りの中世主義建築と見てよいだろう。

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2016.07.09、旧京都府警本部(1938)

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2020年6月21日 (日)

【タイル大好き 50】青いぷっくりタイル

この色は珍しいと思う。表面が湾曲しているのでキラキラ光ってきれいだ。1枚ずつに世界が写っているのがおもしろい。世界が青い。そういえば映画「青い山脈」(1949)と同時代だ。青春の堀川団地。

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2016.07.10、京都市上京区「堀川団地」1950-1953

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2020年6月20日 (土)

【タイル大好き 49 】素地を活かした透明釉タイル

   大きさは5センチ角くらい。ウロコ雲のような白い釉薬の隙間から茶色の素地が見える。あまり見たことのないタイルだ。茶色の部分は土の粒が見えているので透明釉なのかも知れない。それが白化したか灰釉(かいゆう)をかぶってこうなったのか? 1枚ずつ表情の違うタイルは親しみ深くて愛おしい。

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2016.06.20、大阪市旭区「錦水湯」(解体)

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2020年6月19日 (金)

【タイル大好き 48】ワイヤー引き擦り釉薬タイル

ワイヤーで粘土を切断するとこのような引き擦り跡(横に短い線状の穴)が残る。そこに釉薬がからんで1枚ずつ違う表情になるのがおもしろい。ワイヤー切断は手作業だろう。手加減で表情をコントロールしているわけである。よくできている。

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2016.07.21、京都市上京区

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2020年6月18日 (木)

【タイル大好き 47】 高度成長期のとある光沢の強いタイル(2)

前回と同じ小口(こぐち)タイルだ。小口とはレンガの短辺側の大きさをいう。近くで見ると表面に細かい貫入があり焼き物らしい表情を作っている。さまざまな発色があって混ぜ貼りにされた壁面が味わい深い。縁が少しだけ盛り上がっているのでそこだけ色の濃淡ができる。この盛り上がりが原因でヌメヌメ光るのだろう。タイルの大きさに切断するときにできる盛り上がりだと思う。光沢の効果をねらってやっているとしか思えない。

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2016.07.21、京都市上京区

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2020年6月17日 (水)

【タイル大好き 46】高度成長期のとある光沢の強いタイル

とても光る。ラスタータイルかと思ったが違う。表面がでこぼこしているのでヌメヌメ光るように見えるのだろう。深い藍色が美しい。焼きムラの幅のちょうどよい。高度成長期らしい手作り感あふれる見ごたえのあるよいタイルだ。

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2016.07.21、京都市上京区

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2020年6月16日 (火)

【タイル大好き 45】まいまいタイル(3)

1960年代はタイルのピークのひとつで種類が爆発的に増えた。京都は当時のタイルの宝庫で寺町通りと新京極通りの商店街にはとくに多い。写真は那智黒のタイルの表面を観察しているところ。ちょうどよい焼きムラがあってとてもよい。

当時のタイルは量産型ではない。ガス窯が普及してある程度まとまった数が定量的に生産できるようになってはいたろうが、それでもアトリエ型の小さな窯元が少量多品種を競い合うように作っていた。今では見ることのできない美しいタイルが流通した時代である。

高度成長期は工業化で人間味のない建築が作られたと漠然と思われているが実は手作り感は今より強い。人間味のないのはむしろ今のほうだろう。

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2016.09.04、新京極商店街

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2020年6月15日 (月)

【タイル大好き 44】まいまいタイル(2)

このコースは三条京阪から1928ビルまでのあいだ(北は姉小路通り、南は蛸薬師通り)を2時間で歩くというものだった。このエリアでもっとも古いと思われるのがこのタイル。微細な貫入から染み込んだ水によって少し黄ばんでいる。真っ白のままのもあり、その長年にわたってできた変化に味があって美しい。

明治後半のものに見える。屋内用の陶器タイルが屋外で使われて凍害も受けずによく残ったものだ。むかしのタイルはメートル法でないのでメジャーを当てれば古さも分かる。ということ実測のパフォーマンスをしているところ。

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2016.09.04、寺町三条角

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2020年6月14日 (日)

【タイル大好き 43】まいまいタイル

2016年に「まいまい京都」でタイル巡りをした。イナックスライブミュージアムのオープニングイベントのコースを応用したものだった。折り返し点の旧立誠小がリニューアルのために閉まったので今はやっていない。写真は1928ビルの玄関ホール。表紙(おもてがみ)の範囲を確認しているところ。

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2016.09.04、まち歩き「まいまい京都」三条タイルコース

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2020年6月13日 (土)

水の鏡の銀河鉄道

夜の水田に列車の灯りが映る季節になった。まるで空を飛んでいるように見える。宮沢賢治もこんな風景を見たのだと思う。

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2020年6月12日 (金)

【タイル大好き 42】タイルのおもちゃ箱

ここはタイル好きのためのおもちゃ箱のようだ。左下の赤いのは鉛釉だと思う。渋い赤が青に窯変し始めたところに宇宙を感じる。その上は大判の布目タイル。20センチ角ほどあり先斗町歌舞練場クラスだ。布目のあいだのわずかな薄緑色は灰釉(はいうゆう)だろう。灰釉とはカマ内で舞い上がった灰が付着して釉薬と同じ働きをするものだ。窯焼きならではの優れものである。こうやって並べてみるとわたしは布目タイルにばかり目がいく。布目タイル大好き。

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2016.09.04、京都市、喫茶「築地(つきじ)」

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2020年6月11日 (木)

【タイル大好き 41】 布目釉薬タイルを玄関で使う理由

扉を開くと流れ込む光にタイルが輝く。床タイルはこうした光と影のあわいで使うと本領を発揮する。だから玄関ホールはタイルの見せ場となる。ときに布目タイルのような表面にでこぼこのある素材は光を乱反射して美しい。天気や時刻によって光線の具合が変わりタイルの表情が変わるのも楽しい。

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2016.09.18、兵庫県朝来市生野、カフェ芒種

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2020年6月10日 (水)

【タイル大好き 40】 タイルカマドの既製品

那智黒のぷっくり型モザイクタイルだ。表面が湾曲しているのでキラキラ光る。古民家の薄暗がりの底でひんやり光るタイルがかっこいい。羽釜を据える上面だけ色違いなのもモダンな感じがする。 メーカー名があるので既製品なのだろう。タイル流しの既製品は見ることがあるがタイルカマドの既製品が残っているのは珍しい。

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2016,09.19、兵庫県朝来市竹田ホテルEN

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2020年6月 9日 (火)

【タイル大好き 39】ペパーミントグリーンのぷっくりタイル

この色は珍しい。目地に多少乱れがあるので1枚ずつの手貼りだろう。コーナーをきれいに納めていているところがタイル工の矜持をうかがわせる。表面が湾曲しているのでキラキラ光る。足元を濃い色のタイルで押さえたことで船のような浮遊感がある。キラキラ光る夏の海を連想させる。

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2016.12.31、兵庫県篠山市

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2020年6月 8日 (月)

赤玉土を入れたメダカ鉢の透明感がすごい

水を変えても2週間くらいから青く濁り始め1ヶ月で何も見えなくなっていた。そこで赤玉土を入れてみたところ1ヶ月目でこのとおりの透明感。いつまでも見ていられる。とても楽しい。おすすめである。

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これも半分ほど入れた。鉢の大きさは直径48センチ、赤玉土5センチ、水深10センチくらい。

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【タイル大好き 38】ボーダータイルはなんのためにあるのか

布目のあいだから青がにじみ出ている。布目によって固められた粘土の向こう側に微かに青い宇宙がうかがえるようで美しい。

タイルの寸法誤差が大きく手焼き感が強い。寸法誤差は目地でカバーするわけだが、そうすると目地ラインが太くなったり細くなったりしてがたがたする。目地が揃わないことが手作り感を強調して親しみやすいものにしているのだ。タイル工の技をほめるべきだろう。

ボーダータイルをなぜ入れるのか。違う素材を直接ぶつけると輪郭が把握しにくくて馴染みが悪い。そこへボーダーを仕込めば輪郭がはっきりして図と地の関係が明瞭になって見やすくなるわけだ。もちろんこの場合の図はボーダーの属するタイル側になる。

端部の処理は左官さんとタイル工との仕事の境目でもある。ボーダーを入れることで施工上の受け渡しをスムーズにする役目もあるのだ。この場合はタイルを先に貼って後で左官さんがボーダータイルまで塗りこめている。最近は異なる素材を直接ぶつけるのが主流になっているが、わたしはどうしてもボーダーを入れたくなる。

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2017.11.27、神戸市、チャータードビル

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2020年6月 7日 (日)

【タイル大好き 37】 タイルのワックスがけ

ピカピカで驚いた。知らなかったがタイル床用のワックスがあるらしい。それを使うとこんな風にピカピカになる。滑らないかと思うがそれは目地の多さでカバーしているようだ。普通のタイルとは一風変わった表情になっておもしろい。もともとチェス板のようなデザインは白が浮き上がってだまし絵のような立体感が生まれる。その錯視効果と光沢とがあいまって不思議の国のアリスような独特の雰囲気を作っているのがすごい。

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2017.11.27、神戸市、神港ビルヂング

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2020年6月 6日 (土)

【タイル大好き 36】モザイクタイルの4枚合わせ

暗いモスグリーンのなかに知らされた白いモザイクタイルが光を反射することで足元がふっと明るくなる。古びたようすもすばらしい。

床にモザイクを使うのはタイルが小さいので目地が多くて滑り止めになるからだろう。チェック柄はタイル張りの基本だがモザイクタイルだと4枚合わせでほどよいパターンになる。わたしもやってことがある。こうすると目地が色目の境とは別のところを通る。見ようによってはモス2枚+白2枚の4枚合わせに見えるのが楽しい。

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2017.01.26、京都市中京区「開進堂」

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2020年6月 5日 (金)

【タイル大好き 35】京都府庁のクリンカータイル

光沢のある茶色が美しい。色違いがあることで深みのある表情になっている。同一色だと面として強調されてペラッとした見た目になるが、色違いがあると少しデコボコした感じに見えるわけで、それが表情の深みとなっているわけだ。わたしは建設当初のものと思っている。そうだとすれば国産化前の輸入品なのかも知れない。タイルの裏が見たい。

クリンカーとは石灰岩を焼いたものでセメントの原料となる。それを砕いて粘土に混ぜることで凍害に強くなるらしい。屋外用タイルとして考案されたという。表面のパターンは滑り止め。この図柄のものは戦前に国産化され戦後も流通していた。図柄の名前が知りたい。

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2017.01.28、京都府庁(松室重光設計、1904)

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2020年6月 4日 (木)

タイル連載は100まで続くか

外出自粛期間中だけの限定連載のつもりだったが、書いていて自分でおもしろいので続けている。ネタはたくさんあると思っていたが案外写真に撮っていない。

撮影不可の近代建築が多いこともあるが、あるころからあまりシャッターを切らなくなったせいもある。うつろう陽ざしのなかで静かに輝くタイルの美しさを写真に捉えるだけの力量がないからだ。わたしが撮るとどうしても写真がペラペラになる。それでシャッターを切るのを躊躇する。

それよりも輝いている今をしばらく見つめて楽しんだほうがよいのではないか。あるときからそう思うようになった。それで写真が少ない。さて連載が100まで続くか。

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2020年6月 3日 (水)

【タイル大好き 34】レンガブロックの塀

焼きムラがあることで温かみのある手作り感がある。正方形にしたのでパッチワークのような楽しさがある。表面のストライプのおかげで適度に陰影がついて表情に深みが増している。柱を立ててその間にレンガブロックを仕込んでいる。システマチックな優れものだ。ほかで見たことがないので試験的なものかも知れない。タイルではないけれど、そのうち陶板ブロックが出てくるので入れておいた。

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2017.03.12、京都市左京区

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2020年6月 2日 (火)

コスパ再開めでたし

6月1日(月)よりトレーニングジムのコスパが再開した。最後に行ったのが4月17日だから1ヶ月半ぶりだ。肩こりがひどくなっていたので助かる。さぞ混んでいるかと思いきやさほどでもなかった。6月休会の会員が多いのだろう。空いているあいだにせいぜい利用しておきたい。

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2020年6月 1日 (月)

【タイル大好き 33】 こども水道のモザイクタイル

こども用の水道流しは楽しいものが多い。ここはモザイクタイルの模様貼りだ。白の背景に水色のワンポイントが涼しげで清潔感があってなかなかよい。手前の立ち上がりの頂部は濃い緑のタイルだが、断面を湾曲させて貼っている。小さいこどもがつかんでも大丈夫なように配慮したのだろう。その優しさが清潔感とあいまって心に残るデザインとなった。

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2017.03.14、京都市、旧明倫幼稚園(現明倫自治会館)

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