2020年5月 7日 (木)

【タイル大好き 12】大倉三郎のタイル飾り貼り

武田五一の京大時計台を後ろからそっと抱くように建つ大倉三郎設計の法経済学部校舎は見どころが多い。

タイルの飾り貼りもそのひとつで、たとえば写真のような不思議な飾り貼りがある。ほとんど目立たなくてお公家さんの薄い描き眉毛のようだ。それでも他がヨコ貼りでしかも深目地のため横ラインに影が落ち水平線が強調されるのに対し、窓上はタテ貼りなのでタテに影が落ちる。その微妙な表情の違いを楽しんでいるのだろう。

とくに飾り貼り部分の角を正方形タイルで押さえたため角が目立たなくなり、タテヨコの違いの境目があいまいになってうすぼんやりとした表情となった。どこまで狙っているのかは分からない。

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2017.10.26、京大法経済学部本部(大倉三郎設計)

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