2020年5月 5日 (火)

【タイル大好き 10】楽友会館の鉛釉タイル

茶褐色の布目タイルは珍しい。鉛釉の暗い赤に似ているが少し違う。なにか特別な釉薬を使っているのだろう。

表面が波打っている。そのため部分的に光を反射してヌラヌラ光る。色目のばらつきと部分的なテカリの効果があいまって深みのある落ち着いた表情を作っている。

目地が細いのも珍しい。こうすることで全体を一枚の布のように見せたかったのだろう。設計者のこだわりが見える。

この階段室は森田慶一特有の未来的なイメージなのだが、それとこのタイルの渋い選定とは相反する。タイルは共同設計者の森谷延雄が選んだのだろうと思う。

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2017.11.08、京都市、楽友会館

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